そんなわけで終電だったり週イチペースで会社泊まったり(先週末は深夜用のセキュリティシステムの解除方法を間違えたらしく、「あなたの行動はすべてモニターされている、出て行きなさい」という、セ○ムの警告メッセージを聞かされました☆)している日々。
来月には誕生日なのだが、去年の誕生日に抱負としてあげた「20代のうちに『失われた時をもとめて』全10巻読破」はかなり遂げられなさそうな感じ。何しろ今現在で6巻・・・。プルーストの一冊は他の本5冊に相当する手ごたえだけに、タイムアップの予感絶大である。
だったら他の本読まなきゃいいんだが、こちらも人間、毎日フランスのブルジョワと貴族の気取りくさった夜会の話ばっかりは読んでらんないわけである。
で、最近読んだ本としては
ジェイムズ・エルロイ「クライム・ウェイヴ」(★★★)
伊坂幸太郎「チルドレン」(★★★★)
まんがは
古谷実「シガテラ」6巻(最終巻)(★★★)
すえのぶけいこ「ライフ」1〜11巻(★★★☆)
よしながふみ「美しい娘たち」(★★★★)
エルロイのは相変わらずの破れた小説と、彼の自伝的ノンフィクションなどが詰められている作品集。中でもアコーディオン弾きのディック・コンティーノがロス市警の陰謀を暴きだす小説「ハリウッド・シェイクダウン」などはかなりのトンデモ話であり、長編だったらかなり面白そうな話なのに短編ゆえの息の短さで唐突感がぬぐえない。フランク・シナトラがLSDの力でキリストになる(笑)「ティファナ・モナムール」も同様。どうでもいいがエルロイの小説を読むと、メキシコという土地はこの世に出現した地獄みたいな土地に思えてしまうのがすごい。そんなにメキシコ警察って腐ってんのか?
「チルドレン」でようやく伊坂幸太郎の単行本全編制覇。一人のキャラクターを使って個々の短編を長編へと縫い取っていく巧みさには舌を巻く。どうも最近、はじめ多少の抵抗を感じていた伊坂世界に完全に馴致されているようで、どうやら見えてきた伊坂的文体までもが心地よく感じられてきている。
すえのぶけいこの「ライフ」は、学校という抑圧機構の中でリストカットを覚えた女の子が、常軌を逸したいじめに囲まれながらも生き抜いていこうとする物語だが、このいじめの常軌の逸しぶりがあまりにも過剰というかパンクな描写であり、ある意味アストロ球団的な笑いが生まれてさえいる。しかしかつて重松清の「ナイフ」を読んだ時に感じた抵抗感は無いので不思議だ。いじめれる側の自己否定の心理、卑屈さをきちんと描こうとしているからなのかもしれない。逆に、いじめる側に立ってきた人から見ると相当不快なマンガなのではないか(いじめっ子=貞子的バケモノと化している^^;)。以降も続刊なので今後もちょくちょく読んでみたい。
よしながふみの普通のマンガは初めて読んだ(ってのも変な書き方だが、要はなかばグルメガイドであった「愛が無くても食ってゆけます」しか読んでなかった)のだが、かなりうまい話づくりで見直しました。
というわけで土日も終了ッ・・・!明日から気が重いよ〜。
週末の温泉旅行をすべてのターゲットに定めて、馬車馬するしか。
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