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3月 05, 2016

2016年2月の読書まとめ

2016年2月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1475ページ
ナイス数:32ナイス

著作権とは何か―文化と創造のゆくえ (集英社新書)著作権とは何か―文化と創造のゆくえ (集英社新書)感想
著者の意図としては入門概説書というよりは著作権の存在する意味、意義を考えるための書を目指したとのこと。著作権法の目的の大きな一つは文化の促進ということだが、著作権を著作者に独占させる方が文化を促進できているかどうかは実は分からないという事を、シェイクスピアの戯曲のほぼ全てに別の種本がある事を例示しながら指摘し「著作権は壮大な社会実験かもしれない」と締めくくるくだりは非常に面白かったし著者の意図が伝わる所。その他にも米国におけるパロディの法的位置付けの変遷など、興味深い所が多数あった。
読了日:2月24日 著者:福井健策
イタリア病の教訓 (新書y)イタリア病の教訓 (新書y)感想
財務省官僚の書いたイタリア経済の現地からの報告。2006年当時、第一次プローディ政権下の状況なので現在とは異なる点多数。失業率が1997年の11%強から8%弱まで低下していることをよい傾向としてポジティブに記述しているが2015年現在の失業率は12%を突破していたりする。だがイタリア経済こ構造的課題と日本を比較した記述は面白い。今時であれば、イタリアの零細手工業が課題とされてきた大型産業化を忌避して技術高度化、ブランド価値向上で切り抜けつつある事を地方創生、ブランドグローバル化と紐付けた論にするのだろう。
読了日:2月21日 著者:松本千城
愛国と信仰の構造  全体主義はよみがえるのか (集英社新書)愛国と信仰の構造 全体主義はよみがえるのか (集英社新書)感想
目下のナショナリズムと宗教の課題より、日本の近代化における宗教のあり方を大きい構図の中で捉え、現在をこの構図に置いて照射しようとする対談。戦前、親鸞の教えを国家主義に組み込み「弥陀の本願=大御心」というゴタ混ぜを吹聴した者達がいたというのは驚き。国家神道が宗教とは別フレームで国家システムに組み込まれた事の危うさが現在も整理されてないという指摘は重要で、宗教意識のもろさの淵源はこれかと膝打ち。但し現在の状況についての分析は首を傾げる点も。特にマイナンバー制度までフーコー的統治装置とみるのはうがち過ぎでは。
読了日:2月20日 著者:中島岳志,島薗進
イタリア現代史 - 第二次世界大戦からベルルスコーニ後まで (中公新書)イタリア現代史 - 第二次世界大戦からベルルスコーニ後まで (中公新書)感想
イタリア近現代史好きとしてはまさに待望のお手頃な通史本が出版。さすがは中公新書すばらしすぎる仕事。だが、類書が少ないだけに基本的な事実を確認する淡々とした記述なので、最初からイタリア現代政治史に興味津々な人以外はとっつきにくいかも?イタリア史を楽しむキモは、国民性全然違うげな日本の近現代史と合わせ鏡にして見る事だと思う。老人政治と二大政党化の挫折・空文化する憲法の戦争放棄・東西対立前線基地として利用されてきた戦後史など、本書で述べられる現代イタリアの社会の横顔を日本と比較してみると、何倍も楽しめると思う。
読了日:2月13日 著者:伊藤武
幻滅―メディア戦記〈下〉 (バルザック「人間喜劇」セレクション)幻滅―メディア戦記〈下〉 (バルザック「人間喜劇」セレクション)感想
下巻を高速で読了。ステマ記事を書きまくってジャーナリズム界での地歩を固めたのび太は政界に影響力を持つデスパール侯爵夫人のサロンを足掛かりにリュパンブレの爵位を得んとするも社交界の罠にはまり破滅、再び貧窮に落ちる中で振り出した偽造手形は田舎で素材関連のイノベーション起業を目指す親友と妹に仕組まれた陰謀を助け、破産に追い込む。自らも起業家であり破産を経験したバルザックだから書ける、民事訴訟手続きを悪用した陰謀の詳細が計算書つきで描かれる驚異の金融/メディア/起業/古典文学。満喫した~。
読了日:2月4日 著者:バルザック,Honor´edeBalzac,野崎歓,青木真紀子

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