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9月 01, 2013

2013年8月に見た映画まとめ

8月初見映画のベストはやっぱり「パシフィック・リム」。これは少なくともIMAXで見るべき。
なお「風立ちぬ」の二度目の鑑賞もありました。宮崎駿の最高傑作であり★5に修正かなーと今は思っていたりする。

パシフィック・リム」(★4.2)
 └レビュー「楽しい!こういう映画見たかった。菊地凛子以外は最高の娯楽大作。 」

話題の怪獣オマージュ全開3D映画(エンドロールにはハリーハウゼンと本多猪四郎に捧ぐ...と献辞が)をユナイテッドシネマとしまえんでIMAX観賞。聞けば4Dっていう上映形態もあるそうで樋口真嗣氏などが推奨されているが、とにかく怪獣の巨大感や画面の端々までディティールの作り込まれたSF 世界、ドシンドシンと重量感のある格闘アクションが見処の作品なので、これを楽しむには少なくともIMAXくらいの高精細な3D環境は必要条件といってよさそう。
ストーリー周辺はまあ怪獣と巨大ロボットという見処を盛り上げるために邪魔にならなければよいという位置で、あえて言うなら菊地凛子は役柄も含めてもう少し何とかならんかったのかと思うが、及第点といえる。 どちらかといえば、異空間との「裂け目」から怪獣(kaiju)が襲来、人類は二人のパイロットが神経をシンクロさせながら操縦する巨大歩行兵器イエーガーで迎撃する…というエヴァンゲリオンみたいなシチュエーションなどは、監督の作りたい画に必然性を持たせ、かつそれが依って立つジャパニメーション的出自を示す役割の方が強いのかもしれない。これだけジャパニメーションや特撮を骨肉化したギレルモ・デル・トロ監督が、日本におけるこの種のSF創作のもっている批評性こそがジャンルの真の魅力であることに気付いていない訳はないので、次作以降が作られればストーリーにはもっと掘り下げが行われるだろう。ぜひ続編が作られることを期待したい。

ワールド・ウォーZ」(★3.6)
 └レビュー「ゾンビあっち向いたから志村今だ今だ!的な… 」

「ゾンビ」の3文字を宣伝では禁じられているというが、ブラピが出てくる以外はかなり二級ゾンビ映画の空気が爆裂していて隠すべくもない。なにしろ呼びものは高速ゾンビ組体操&ロックバンドのライブよろしくのゾンビがダイブしてくるところだし。。
台本も若干ゆるく、話的にクライマックスのところでタイトルにあげたようなドリフのコントみたいなシーンが入ったりするので、あまりマジメに見るような映画ではない。ツッコミ入れながら半笑いで見よう。
奥さんはブラピが出ているので恐らくつまらんだろうと思っていたため期待値よりは面白かったとのこと。

ベルリンファイル」(★4.0)
 └「ハ・ジョンウのものすごく熱い疾走アクションが素晴らしい!チョン・ジヒョンの陰のあるいい女感もなかなか。 」

 ベルリンを舞台に北朝鮮、韓国、米国、アラブテロ組織、ロシア、モサド(あと何か出たっけ?)が入り乱れるスパイ戦が繰り広げられる。「哀しき獣」のハ・ジョンウが北朝鮮の工作員として、体を張った素晴らしいアクションを見せてくれる。階段を手すりから手すりに飛び移って降りるシーン、ドネルケバブ屋のバンにダッシュで追いついてしがみつくところ、麦畑での照明が最高にカッコいい格闘シーン等、いずれも最高に楽しめる。妻役のチョン・ジヒョンもコメディエンヌイメージを完全に覆し、疑念と策謀の下に生きる陰のあるいい女を演じていてとても魅力的。
ストーリー的に感心するのはキム・ジョンイル→キム・ジョンウン体制移行に伴う権力闘争を重要な要素に取り入れているという、ゴルゴ13なみの同時代情勢エンタメっぷりだ。この設定がリアルに感じられる今こそ見るのがベスト。

2013年8月の読書まとめ

8月の読書まとめ。名著と名高い「世界屠畜紀行」はまあ今更わたしが推す必要もないかもしれないが、読んでいて色々な価値観の相克に考えさせられ、一読の価値ある一冊。新書では木村草太さんの「憲法の創造力」が、憲法について特に意識なく読んでも分りやすい本で、ちょいちょい入る同級生トミナガの件などユーモアも随所に入っていてかなり広くおすすめできる。「はだしのゲン」は一連の騒動で思わず全巻電子書籍買いしてしまったが、色々と時代の中で描かれた本ではあるが、いやだからこそ必読の傑作であると改めて思ったなあ。大江健三郎が「これは民衆の記録であり、現代の民話である」と評しており、大江のことは嫌いだけど極めて見事な批評、と呉智英がラジオで言っていたが至言と思う。

2013年8月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:3243ページ
ナイス数:26ナイス

憲法対論―転換期を生きぬく力 (平凡社新書)憲法対論―転換期を生きぬく力 (平凡社新書)感想
憲法学の大家、奥平康弘氏と宮台真司の対談。冒頭のワールドカップ直後特有の「スポーツナショナリズムをどう見るか」という議論などは今見ると懐かしすぎて変に感心したりするがw、憲法とその憲法を形作ろうとする立憲意思の問題など、立憲主義とは何かを考える手がかりが色々含まれた対論になっている。女帝問題の検討の中で出た「天皇は日本国民なのか、天皇に基本的人権はないのか、ないなら違憲なのではないか」というのはけっこう深い問題で、おお女帝問題にはこんな視座があったのか、と今更で恥ずかしながら面白かった。
読了日:8月27日 著者:奥平康弘,宮台真司
はだしのゲン 7はだしのゲン 7感想
Kindle版にて全巻読了。第2部以降は初めて読んだのだが、確かに、少年ジャンプ連載終了後の話…共産党や日教組の雑誌に連載された第2部は、所々イデオロギー感が前面に出ていて、マンガ表現としての結晶度は落ちる部分もなしではない。しかし「卑怯者の気持を捨てられない自分が悔しい」と泣く被曝者の看板屋黒崎や、マドンナ光子とその軍国父親とのストーリーなど、ゲンの敵にまわった人々の横顔にも重層的な人間性と広島の怨念を描きこもうとしていく筆致は、イデオロギー漫画などと両断できるような薄っぺらいものでは決してない。名作。
読了日:8月24日 著者:中沢啓治
はだしのゲン (6) (中公文庫―コミック版)はだしのゲン (6) (中公文庫―コミック版)
読了日:8月24日 著者:中沢啓治
はだしのゲン (5) (中公文庫―コミック版)はだしのゲン (5) (中公文庫―コミック版)
読了日:8月24日 著者:中沢啓治
はだしのゲン (4) (中公文庫―コミック版)はだしのゲン (4) (中公文庫―コミック版)
読了日:8月24日 著者:中沢啓治
はだしのゲン 3はだしのゲン 3感想
第一部のラスト。ゲンの小さな妹を家族を失った被曝者たちが、赤ちゃんをさらってみんなの「姫」として共有しようとする疑似家族的・白雪姫的被曝者たちのコミュニティの話がとても印象的。
読了日:8月22日 著者:中沢啓治
はだしのゲン 2はだしのゲン 2感想
地獄めぐりとしか言いようのない原爆投下直後の広島でのゲンの彷徨もさることながら、被爆でヤケドだらけになったことで「ピカが移る」などと座敷に押し込められて生きている絵描き・政二さんのエピソードがズシンとくる。射撃練習場で次々と焼かれていく死者をみて「これをわしの最後の作品にするんじゃ!」と、両腕を失った政二さんは口に絵筆を加えて死体の山に這いよっていく。この怒りは、デビュー後しばらく被曝者差別を恐れて広島出身であることを周囲にかくしていたという作者の投影でもあるのだろう。
読了日:8月22日 著者:中沢啓治
はだしのゲン 1はだしのゲン 1感想
Kindle版で。ゲンのナイスガイぶりと父・中岡大吉のアツさに惚れこんだところで原爆投下。広島で中岡一家のストーリーが語られる狭間に、原爆実験やエノラ・ゲイ号の離着陸訓練などのシークエンスが挿入され、破壊への足音が一歩ずつ聞こえてくるかのような構成が巧み。
読了日:8月22日 著者:中沢啓治
世界屠畜紀行 THE WORLD’S SLAUGHTERHOUSE TOUR (角川文庫)世界屠畜紀行 THE WORLD’S SLAUGHTERHOUSE TOUR (角川文庫)感想
読んで芝浦の「お肉の情報館」が見たくなったし、屠場見学できればしたいなあと思った、破格に面白い世界各国の屠畜と食肉の現場密着レポート。
「縄で固定したラクダの首元に、がーんと刃を打ち込むと、ドシューと血を出しながらラクダが前のめりに倒れる。もうド迫力。」(カイロのラクダ屠畜)
みたいなビビッドな文体にのせ、屠畜という労働への観念、各国の食肉文化の位置づけの違いまでずずずいっとスケッチがおよぶ。BSE対策をめぐる日米の考え方の差異から、宇宙的にブッ飛んだインドの屠畜環境まで興味つきせぬ470ページ。
読了日:8月17日 著者:内澤旬子
半藤一利と宮崎駿の 腰ぬけ愛国談義 (文春ジブリ文庫)半藤一利と宮崎駿の 腰ぬけ愛国談義 (文春ジブリ文庫)感想
歴史家、半藤一利と宮崎駿の、映画「風立ちぬ」をキーにした歴史・文学・環境などいろいろ放談。この二人ならではの話題の広さはさすが!漱石は「草枕」が好きという宮崎駿に半藤一利が「やっぱり漱石は前期がいいですよ」と意気投合するところからはじまり、零戦を画で描く事の難しさ、震災後の東京のどこに何があった等々の四方山話はいくら読んでも飽きることはない。タイトルに繋がる主張は声高でなく語られるが「持たざる国」日本は今後負けアリ前提で自分たちの美点を磨き生き残るしかないという内容。これは映画の主題にも繋がる話だ。
読了日:8月11日 著者:半藤一利,宮崎駿
憲法の創造力 (NHK出版新書 405)憲法の創造力 (NHK出版新書 405)感想
気鋭の憲法学者による、分かりやすく、また楽しい憲法論。読んで思うのは、憲法というのは強いメッセージ性をもったものなんだな、ということ。最高法規というよりは「日本国宣言」みたいな理解をした方が分かりやすくなる。もちろん様々な法律を取りまとめる法体系の中では根っこの機能を持つものなのだろうけど、それはあくまで運用上の話で、私たちが憲法を参照するときは「それに乗ってさえいれば怒られることはない決まりごと」の親玉ではなく、日本国民はこういう社会を造る!宣言として、そのメッセージを読み取る姿勢で接すべきなのだろう。
読了日:8月10日 著者:木村草太
金融緩和の罠 (集英社新書)金融緩和の罠 (集英社新書)
読了日:8月7日 著者:藻谷浩介,河野龍太郎,小野善康
ケッチン(15)(完) (ヤングマガジンKC)ケッチン(15)(完) (ヤングマガジンKC)感想
「赤灯えれじい」のきらたかしが綴る青春バイク漫画、完結。いや~、本当にこの作家のマンガはずっと読んでいたくなる空気感があっていい。キャラクターたちの、「あいつらどうしてるかなあ」とつい思ってしまう親近感は格別のもの。
読了日:8月7日 著者:きらたかし
ケッチン(14) (ヤングマガジンKC)ケッチン(14) (ヤングマガジンKC)
読了日:8月7日 著者:きらたかし
韓国のホンネ (竹書房新書 6)韓国のホンネ (竹書房新書 6)感想
韓国のネトウヨと言われるNGOや極右反日主義者、また在韓日本人などのインタビューを通じ、韓国人の本音を探るという趣旨の本。概ね普通の人はこうだよなという人が出てくるので「韓国は普通の国じゃない」と考えてる人が読むべき本なのだろう。歴史認識と文化受容をパッキリ分けて語れる韓国人の方が嫌韓流とか言ってる日本人より大人では、という指摘が出てくるが、これは私の感覚とも近い。ただ、純然とネット流言飛語を両国で集めれば「両方バカが多い」的結果になるような気もするが・・。
読了日:8月4日 著者:安田浩一,朴順梨
平和主義とは何か - 政治哲学で考える戦争と平和 (中公新書)平和主義とは何か - 政治哲学で考える戦争と平和 (中公新書)感想
「平和主義者は、自分の愛する人が襲われても抵抗しないとでも言うのか」といった伝統的な批判を論破することから始め、平和主義の中に含まれる様々な考え方や、それらが非平和主義に対してどう向き合うかを説く政治哲学の書。「自衛戦争」の正当性を説く正戦論、人道的軍事介入により多くの命が救われるとしても平和主義は軍事介入に反すべきか等、非平和主義との際どい論点にも切り込む。哲学書に近い書でスラスラとは読めないが、「戦争をできる国」にする動きが加速する昨今、それは本当はどういう事なのかじっくり考えるために役立つ書である。
読了日:8月4日 著者:松元雅和
ウヒョッ!東京都北区赤羽(1) (アクションコミックス)ウヒョッ!東京都北区赤羽(1) (アクションコミックス)感想
版元撤退により長らく間が空いていたが漫画アクションにて完全復活の、神的なまでの地域密着レポートギャグ漫画。人間ってこんなにすごい(そして意味不明)なんだと思えるほどの陽気かつ狂気な地域密着を実現できるのは、やはり著者の濁濁併せ呑む「ハイリスクノーリターン」の姿勢かと。赤羽セントラル病院の先代院長が故郷の山形と赤羽の路上で生涯二度もキツネに化かされるくだりには苦しくなるほど笑った。
読了日:8月1日 著者:清野とおる
カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生感想
恐怖のサブカルチャー自分探しの罠を描いたとんでもないギャグマンガ(?)短編集。「空の写真とバンプオブチキンの歌詞ばかりアップするブロガーの恋」がすごかったなあ。主人公が「火の鳥」のサルタヒコみたいな所も含めて。
読了日:8月1日 著者:渋谷直角

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