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6月 03, 2013

2013年5月に見た映画

5月はホントいい映画多かったわ~。セデック・バレ、ラストスタンド、クロユリ団地、いずれも素晴らしく見応えのある映画で甲乙つけがたい。リンカーンもけっこういい映画だし名作といってもよいような感じなんだけど、この3本にくらべると突破力低い感じ。クロユリ団地の世評は不当に低いと思う。

5月の鑑賞メーター
観たビデオの数:9本
観た鑑賞時間:1084分

クロユリ団地クロユリ団地
いや〜面白かった。監督自身がその代名詞とされたJホラー的表現を一切封じ、霊による「呪縛」を心理のドラマとして丹念に描写する。超常要素はありながらも心理サスペンスとして上質だし、不条理な死を迎えた死者たちの「止まった時間」から抜け出せるかという筋にはアクチュアルさも感じる。そしてクライマックスには「リング2」以来の感激。あいつがあの中途半端なトコに貼っついてるあたり、あいつの時間はあそこで止まって繰り返してるってコトなんだ〜イヤすぎる!ということで非常にパッキリとホラー的にオチる、オススメの一本。
鑑賞日:05月25日 監督:中田秀夫
暗黒街の弾痕 [DVD] FRT-309暗黒街の弾痕 [DVD] FRT-309
早稲田松竹のフリッツ・ラング特集で。もう3回くらい見てるが何度見ても面白い。シルヴィア・シドニーの可憐かつ、決然とした無二の存在感。そしてゲスな奴はトコトンまでゲスなラング的明暗世界!余談だがガソリンスタンドの店員が「あいつらが盗ったことにしよう」とレジから金を掴み取るシーンを記憶していたのだが、再見してみると盗むシーンそのものは無かった。映画の記憶って勝手に補完されるものですな。
鑑賞日:05月19日 監督:フリッツ・ラング
サイコ [DVD]サイコ [DVD]
スティーブン・レベロの「ヒッチコック メイキング・オブ・サイコ」読み終わって見返したくなった。やっぱり鉄板クラシックだな~。私立探偵アーボガスとのノーマン・ベイツに対する執拗な食い下がりに、誰に感情移入してんだか分からないハラハラ感が漂う。ヴェラ・マイルズは記憶していたほどかわいくなかったが、洋館に登っていくところのカメラワークが何ともグッとくる。
鑑賞日:05月19日 監督:アルフレッド・ヒッチコック
インビクタス / 負けざる者たち [DVD]インビクタス / 負けざる者たち [DVD]
ムービープラスで劇場公開以来の再見。人間の真の偉大さとは何か、寛容であろうとすることの重要さということについて多くを語っている映画と感じた。涙と笑顔が止まらない、イーストウッドの文字通りの傑作だ!!
鑑賞日:05月18日 監督:クリント・イーストウッド
リンカーンリンカーン
いやー久しぶりに立派な話を見た〜。偉業としての『憲法改正』を描いているという点で実はタイムリーでもある。困難な決断や必要票数を集めるためのあくなき努力、戦争の逆境を乗り越えてそれまで無かった価値を打ち立てるという話なので、今日本で進んでることとは逆のベクトルだがなw ダニエル・デイ・ルイスの演技も良いのだが、トミー・リー・ジョーンズがまた素晴らしい。
鑑賞日:05月12日 監督:スティーヴン・スピルバーグ
ラストスタンドラストスタンド
見終わって「やったぜ!」と快哉を叫びたくなる、アクション映画としてはとっても正しい仕上がりの一本。超高速コルベットで激走する麻薬王のシーンは確かにハイスピード感あるのだが、何だかカットが慌ただしくてカチャカチャしてるだけという昨今の映画によくある悪弊とは無縁で安心して楽しめる。笑いも適度にあり流石キム・ジウン監督。欲を言えばあの武器屋の役はソン・ガンホにやって欲しかった。しかも英語が全然しゃべれない設定で。そしたらあと300%面白かった。ルイス・グスマンも相変わらずいい仕事してる。
鑑賞日:05月06日 監督:キム・ジウン
セデック・バレ 第二部 虹の橋セデック・バレ 第二部 虹の橋
いやー、すごかった。単なる「文明vs野蛮」とか「圧政vs抵抗」といった構図に回収することを一切せず二つの世界観の衝突描こうとしている姿勢は極めて誠実であり、さらにアクションもかなり頑張ってる。簡単にやられすぎるくらいバタバタと日本兵が倒される様は、同じ日本人としての悔しさというよりコールオブデューティで俺このくらい簡単にやられてんなと感じた(映画と関係ない)。手抜きはない映画だと思うが唯一CGだけは所々安すぎて苦笑してしまうとこがあった。ハリウッドが勝っているのは唯一その点かと。
鑑賞日:05月04日 監督:ウェイ・ダーション
セデック・バレ 第一部 太陽旗セデック・バレ 第一部 太陽旗
日本の台湾統治時代に起きた原住高砂族による日本人への反乱事件「霧社事件」を描く第一部第二部合計4時間超の大作。第一部では高砂族=セディックの誇り高い精神文化がじっくり語られる。それは日本の大抵の官憲の差別主義に怒りを覚えながらも、何より部族のアイデンティティの発露として反乱という血の儀式が選ばれた事を語るための入念な伏線になっているのに感心。撮影、音楽も素晴らしく第二部が楽しみ。
鑑賞日:05月04日 監督:ウェイ・ダーション
藁の楯 わらのたて藁の楯 わらのたて
面白くないわけではないが…まず問題はキャスティング。特に松嶋菜々子で、本人は頑張ってるんだろうが、こういう凄みのない人に当てる役ではない。藤原竜也は本当にこういう人かと思わせる好演にも関わらず空回り感強いのだが、10億円殺害依頼というプロット上のエンジンをどう生かすか明瞭でない脚本もまずいのだろう。「群衆の顔の無い暴力」的迫力もないなと思ったら、それぞれ事情を負った個人達の殺人未遂として説明されるが展開上手遅れで、噛み合ってない。こんなニュース今時ねえよ的ディティールの甘さも散見され乗り切れなかった。
鑑賞日:05月03日 監督:三池崇史

鑑賞メーター

2013年5月の読書

今月は何といってもアブディンさんの「わが盲想」!本読んで著者に会いたいとか思うことは滅多にないのだが、アブさんには会って話を聞いてみたいなぁ。異文化論としても青春小説としても一級の名著。

2013年5月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2618ページ
ナイス数:27ナイス

わが盲想 (一般書)わが盲想 (一般書)感想
「異国トーキョー漂流記」を読んだ人なら誰でも、巻末に登場する盲目のスーダン人にして快活な広島カープ大好き青年に好感を持たぬ人はいないであろう。彼が自ら書き下ろした最高にキュートでたくましい自伝エッセイがこの本だ。一読、日本人でもここまでしなやかな日本語文章力を備えた人はなかなかいないぞ、と驚かされる。初めて食べた和カレーライスの感動、ステイ先で覚えたおやじギャグが日本語通暁のきっかけになった話、独裁政権の中で育ったスーダン人ならではの日本社会批評などのエピソードが、青春の煌めきを携え胸に迫る。圧倒的名著!
読了日:5月22日 著者:モハメド・オマル・アブディン
幻獣ムベンベを追え (集英社文庫)幻獣ムベンベを追え (集英社文庫)感想
辺境ライター、高野秀行氏の原点的著作。その後の著作にみられる、冷静な自己諧謔からくるユーモアや、あくまで自分のエゴを自覚しながら「異文化側」の立場に思いを馳せようとする信頼できる姿勢が早くも確立されており、怪獣探索の結果はすでに知っていたとしても、面白い読み物になっているのは流石だ。カワウソの肉を食べるにあたって「固い肉が骨にがっちりとくっついている。骨に対する肉の執着心をありありと感じる」なんてくだりの、それこそがっちりした描写力にも文学的に楽しませられる好著。巻末の宮部みゆきによる名解説文も嬉しい。
読了日:5月21日 著者:高野 秀行
1666 ヴェニスからアウシュヴィッツへ ユダヤ人殉難の地で考える (学術文庫)1666 ヴェニスからアウシュヴィッツへ ユダヤ人殉難の地で考える (学術文庫)感想
ヨーロッパの反ユダヤ主義思想史の軌跡を追って、ヴェネツィアにかつてあった史上初のゲットー跡、コロンブス船団の出航とともにユダヤ人たちが全土から追放されたスペイン、そしてアウシュヴィッツへと旅する紀行文。また後半にはマルクスへの「反ユダヤ主義者」という評価の元となった著作の検証や、斎藤茂吉の滞欧記にみる茂吉のユダヤ人感(彼はヒトラーのミュンヘン一揆に接している)の分析などの論文が収められている。所々面白い指摘はあるものの思想史スケッチ的な著作で、私自身にはこの分野への興味が喚起された以上の印象はなかった。
読了日:5月18日 著者:徳永 恂
六番目の小夜子 (新潮文庫)六番目の小夜子 (新潮文庫)感想
伝奇小説の名手、恩田陸の処女作で、奇妙なホラー的味わいを施した青春小説といった趣き。前に読んだほかの小説ほど面白くはないけど、この雰囲気は嫌いじゃない。
読了日:5月11日 著者:恩田 陸
アルフレッド・ヒッチコック&ザ・メイキング・オブ・サイコアルフレッド・ヒッチコック&ザ・メイキング・オブ・サイコ感想
映画史に多大なる影響を及ぼした比類ないマスターピース「サイコ」が世に出た過程を、綿密な取材・資料と証言によって構成したドキュメント。練りに練られた台本、ヒッチコックの執拗なまでの観客の意識コントロールへのこだわり(音響についての指示メモ採録が圧巻!)、しばしば言われる「シャワー・シーンは実はソール・バスがつくった」説の分析、映画宣伝を決定的に変えた予告編および宣伝コピーに劇場向けに配布された『取扱い説明書』等々、多岐に渡りつつそのいちいちが興味深いエピソードが読みやすくまとめられた、ファン必読の書。
読了日:5月9日 著者:スティーブン レベロ
千年万年りんごの子(2) (KCx(ITAN))千年万年りんごの子(2) (KCx(ITAN))感想
せっ・・・切ない!涙なくしては読めない2巻ラスト。
読了日:5月8日 著者:田中 相
ものすごくうるさくて、ありえないほど近いものすごくうるさくて、ありえないほど近い感想
オスカーの冒険は延々と終わらないいのように思え、途中何度か本を置いてしまう事もあったのだが、これは探索が終わることを恐れるオスカーの心の反映でもあったのだなと読了して思う。アルフレッド・ベスターのSFを思い起こさせるビジュアルノベルの手法は日本語訳の限界もあるのかそれほど効果的には感銘させられなかった。
読了日:5月5日 著者:ジョナサン・サフラン・フォア
西原理恵子の人生画力対決 5 (コミックス単行本)西原理恵子の人生画力対決 5 (コミックス単行本)感想
誰が凄いかって編集者の八巻さんが凄いんだな~と分かった巻。漫画界のどす黒い黒柳徹子と化した本連載の様々な差し障りを八巻さんは「会社へ行かないことで解決」(解決なのだろうか?)。そして上司にネコパンチを食らわし連載2年延長。真に受ける話ではないだろうが面白い。表紙の通りvs安彦良和が見どころの巻だが、本当のクライマックスは福本伸行だ。アトムとパーマンには本当にヤラレタ。
読了日:5月4日 著者:西原 理恵子
怪しいシンドバッド (集英社文庫)怪しいシンドバッド (集英社文庫)感想
長短それぞれに面白い世界中の冒険行。ミャンマー奥地のゲリラ地帯で出会った穏和そうな中国系のおじさんが実は麻薬取引の大物だった話とか、コンゴの外務大臣を電話で怒鳴りつけた話など、とびきり面白いエピソードが詰まっているが、これまで読んだ本で何度か登場した、中国奥地に棲むUMA「野人」探索行がもっとも楽しい。何が楽しいといって筆者の中国語の恩師、獏先生の人物的破格さである。やおらトイレに入ってきては大便中の筆者に「いいウンコしてるな!」と呼びかけるシーンには全く爆笑してしまった。
読了日:5月4日 著者:高野 秀行

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