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5月 04, 2013

2013年4月に見た映画

あれっ?新作が一本もないな・・・(^^;)ジョニー・トーの「スリ」がとても素晴らしかった。

4月の鑑賞メーター
観たビデオの数:4本
観た鑑賞時間:392分

ヤギと男と男と壁と [DVD]ヤギと男と男と壁と [DVD]
念力ヤギ殺し訓練をする米軍超能力部隊を扱ったバカ映画…という触れ込みなのだが、実際には意外とテーマ設定がカッチリしていて見せる映画である。ジェダイ部隊が成立した背景が70年代のヒッピー・ムーブメントにおける最もマヌケな部分(ここでは、マヌケ=平和 という図式)である事がポイント。こうした愛すべき間抜け達がロバート・パトリック演じる商務省野郎みたいな、イラク戦争に乗じビジネスしようと右往左往する全く愛せぬ愚か者どもと対決する話なのだ。視聴後の感想としては「バカで笑った」というより一服の清涼さを残す佳作の感。
鑑賞日:04月11日 監督:グラント・ヘスロヴ
限りなき追跡 [DVD]限りなき追跡 [DVD]
「白熱」などのフィルム・ノワールに大好きな映画があるラオール・ウォルシュ監督の西部劇。恋人を悪党一味に奪われた青年がただ一人追っていくと、次々と一味に裏切られた連中やらインディアンやらが仲間に加わっていく桃太郎的展開が面白い。背景に、南北戦争後に西部の社会に放逐された元兵士たちの怨念が横たわり、この怨念がもうウンザリだと言っていたはずの暴力に主人公たちを巻き込んでいくというストーリーがありそうだが、残念ながらその要素はそんなにドラマに有機的に結びつけられてないなと感じた。
鑑賞日:04月07日 監督:ラオール・ウォルシュ
太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男- スタンダードエディション [DVD]太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男- スタンダードエディション [DVD]
平山秀幸監督らしいかっちりした作りなのだが、何しろ地味なゲリラ戦でもあり、淡々とやってるだけだとどう見ても「散発的抵抗」を印象を出ず(まあ実際の所そうなんだろうが…)、食い足りない。内面のドラマを語るシーン、例えば収容所の鉄線をくぐった大場大尉が、すぐ目の上の夜空を城のような大きさのB-29が飛び去っていく(直前の会話でサイパンから飛び立つB-29は日本本土を爆撃すると聞かされている)ようなシーンが最も印象に残った。こういう絵をもっと入れてくれれば…。竹野内豊ほかの演技がいま一つ説得力に欠けるだけに。
鑑賞日:04月07日 監督:平山秀幸
スリ [DVD]スリ [DVD]
チャンネルNECOの録画で鑑賞、ジョニー・トー監督の日本未公開作。トー映画でよくマフィアのボスやってるサイモン・ヤムが、昔のハリウッド映画みたいな雰囲気の音楽と演出で香港の街をチャリで流してるんで、随分平和でスタイリッシュな冒頭にびっくり。この後血みどろ展開になったりするのかと心配もしたが「ローマの休日」的な大人のアーバンファンタジーという感じで最後までいく素敵な小品。映像美もかつてのリドリー・スコットあたりを越えたな!くらい卓越しており、映画の愉しみに満ちこれで90分内で収まってるんだから言う事ない。
鑑賞日:04月06日 監督:ジョニー・トー

鑑賞メーター

2013年4月の読書

高野秀行ブームがつづく。早稲田生活時代を舞台にした「アジア新聞屋台村」が非常に素晴らしい青春小説になっていておススメ。人によってベストが違うのが高野本の常らしいが(どれかの解説に書いてあった)今のところ個人的にベストはやはり最新刊である大著「謎の独立国家ソマリランド」である。数年経つと情勢が変わってしまいかねないソマリアを舞台にしているだけに、今読んでおけて本当によかったと思う。

2013年4月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3689ページ
ナイス数:32ナイス

異国トーキョー漂流記 (集英社文庫)異国トーキョー漂流記 (集英社文庫)感想
作者がアジア南米の探検を敢行するにあたり現地の言葉を学ぼうと知り合った在日外国人たち。彼らとの交流を通し異国人視点から日本を再発見する短編ノンフィクション集。コンゴ人作家が法隆寺を見て抱く感慨「我々の国にはこんなに古いものは残ってない」(それは旧宗主国が全て破壊してしまった!という嘆きを意味する)、イラク人青年が直面する戦争と独裁政権の惨禍などの切ない逸話から、スーダン人で視覚障害を持ちながら解説者並にプロ野球に詳しいマフディさんの話など、軽妙な筆致からも様々な国情と人の織り成す重層的な視野が見え面白い。
読了日:4月27日 著者:高野 秀行
アジア新聞屋台村 (集英社文庫)アジア新聞屋台村 (集英社文庫)感想
台湾人・タイ人・インドネシア人…アジア中から日本に集うアジア系在日外国人向け新聞を一社で発刊する新聞社エイジアン。編集顧問としてこの新聞社に通うことになった若き日の高野秀行が、その無節操としか思えぬ経営方針やカオスな編集体制に呆れかえり、何とか変えようと奮闘する。デスクの朴さんとの恋愛未満のエピソードから知れる、韓国人が日本に対してもつ愛憎のプリズムのような複雑さは極めてリアルで納得性が高いし、台湾人でもこんな人いないと言われる女社長の劉さんのエキセントリックながら痛快な生き方など、読み所満載の好著。
読了日:4月26日 著者:高野 秀行
ワセダ三畳青春記 (集英社文庫)ワセダ三畳青春記 (集英社文庫)感想
作者の早稲田在住時代を材にした3作品を一気読み。私好みなのは「アジア新聞屋台村」>「異国トーキョー漂流記」>世評高い本作という感。東京の中の異文化・蛮人達を抱擁するワセダという場へのノスタルジーを前提的に持って読む人が多いのではないか。奇人・奇行に満ちた青春記という点では「どくとるマンボウ青春記」に登場する旧制高校の神話的奇人たちに比べると野々村荘の住人たちは小粒で、ホームドラマ枠の感。どちらかというと後半の展開〜主人公が運命的女性の遠心力に引っ張られるようにワセダという場の呪縛から卒業する展開が面白い。
読了日:4月26日 著者:高野 秀行
天の血脈(2) (アフタヌーンKC)天の血脈(2) (アフタヌーンKC)
読了日:4月26日 著者:安彦 良和
ケッチン(13) (ヤンマガKCスペシャル)ケッチン(13) (ヤンマガKCスペシャル)
読了日:4月26日 著者:きら たかし
ケッチン(12) (ヤンマガKCスペシャル)ケッチン(12) (ヤンマガKCスペシャル)
読了日:4月26日 著者:きら たかし
怪獣記 (講談社文庫)怪獣記 (講談社文庫)感想
高野秀行、トルコ東部の湖で、ついにUMAをその眼で目撃!さらにビデオで撮影!…した途端、「ただの藻じゃないのか?」といった冷たい視線に取り囲まれ、今まで自分が疑いの目を向けてきたUMA目撃者たちと同じ気分を味わう羽目になる、珍探検記。水棲怪獣の目撃談に富むワン湖のクルド人たちの豊かな食文化レポート、クルドといえば…と安彦良和がかつてクルド独立運動を材に書いたマンガ「クルドの星」を再読したらいきなり冒頭でワン湖が出ていて驚いた。UMA顛末よりも当地の人々の文化・習俗こそが味になっているあたり、これぞ高野節。
読了日:4月15日 著者:高野 秀行
辺境中毒! (集英社文庫)辺境中毒! (集英社文庫)感想
「アヘン王国潜入記」の後日談、ワ州を去りミャンマーから出国する顛末を書いた「アヘン王国脱出記」を読みたくて買った。これも面白いし、他に収められているゾウ使役者間の国境を超えた共通語を探ろうとする試みの面白さ、「世界屠畜紀行」の著者内澤旬子との対談から読み取れる著者の「自分は何を知りたいのか」という問いも面白い。いわば『高野秀行が今何を知りたいと思っているか』自体がエンターテイメントになり得るのだった。
読了日:4月13日 著者:高野 秀行
Amazonの3.11─電子書籍オリジナル─ (角川書店単行本)Amazonの3.11─電子書籍オリジナル─ (角川書店単行本)感想
ネットを経由した被災地支援の手法の中で注目を集めた、Amazon「ほしい物リスト」を使った支援物資の需要・供給のマッチング。その仕組み作りに、社員達の知られざる努力があった。ネット環境の復旧まだき被災地へ電話をかけ要望を聞取り、要望を具体的商品や数量データへ落し込みリストへ作り込む。幾つもの避難所での効果がTwitterで広まり、自治体等による活用が始まる…。これは業界に脅威を振りまく流通のガリバーが一端だけ見せる美談なのかもしれない。が、美談一つ持たぬ巨人などあまたいる中、この事績はやはり貴重と思った。
読了日:4月9日 著者:星 政明
オウム帝国の正体 (新潮文庫)オウム帝国の正体 (新潮文庫)感想
教祖逮捕後のオウム教団の動静、国松長官狙撃事件や村井秀夫刺殺事件などの未解決事件の内幕を調査する中で浮かび上がるロシア、北朝鮮、暴力団の関与疑惑と利権の根の存在を告発するルポ。村井秀夫刺殺犯の極めて複雑なバックグラウンドなど、なかなかに不気味。
読了日:4月8日 著者:一橋 文哉
もやしもん(12) (イブニングKC)もやしもん(12) (イブニングKC)感想
ああ 大人って 何なんだろう、私は どうして 大人になるんだろう…という極めて王道に青春テーマの「もやしもん」最新巻。今どき有り得ないほどに青春迷走する女子高生の登場により、まったり登場人物たちがガクガクにシェイクされる本巻は、実をいうと昨今の展開に退屈していた自分が久しぶりに本作を面白いと思った巻なのでありました。オリゼーが合体して沢木に先輩ヅラしてくるギャグなど、菌たちの活躍も微笑ましい。
読了日:4月6日 著者:石川 雅之
怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道 (集英社文庫)怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道 (集英社文庫)感想
直前に読んだ「西南シルクロードは密林に消える」で、国境潜行の果てに辿り着いたカルカッタの日本領事館より「あなた、とんでもない事をやらかしてるよ!三国の主権を踏みにじる大犯罪だ!」と叫ばれ日本に強制送還された高野秀行が、実在が確認されれば大発見と言われるUMA、ウモッカを捕獲すべくインドを再訪する。そこに立ちはだかったものは・・。インド政府をだまくらかすべく偽装離婚まで目論む著者の試行錯誤と、ただのお手伝いのはずが期せずして単独先行調査隊と化した友人キタの飄々とした佇まいの対比が実にオカしい好著。
読了日:4月4日 著者:高野 秀行
西南シルクロードは密林に消える (講談社文庫)西南シルクロードは密林に消える (講談社文庫)感想
最古の交易路「西南シルクロード」を陸路踏破すべく、四川からミャンマー奥地のを経由してカルカッタに至る潜行記。カチン人、ナガ人といった少数民族ゲリラたちの助けを借り、現代とはとても思えぬ土地土地を巡る(二車線の道路を牛車が行き交う「都会」が21世紀に存在するとは!)。著者のミャンマーもの三冊めだが、この本も期待を違えず圧倒的だった。
読了日:4月2日 著者:高野 秀行

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