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11月 01, 2012

2012年10月の読書

10月は逃避願望が強かったせいと「メッタ斬り」効果もあって直木賞作家芥川賞作家の小説を読んだ分量がすごく多かった。長嶋有はやはり信用できる!道尾秀介はもう少し読んでから判断したい。警察小説は佐々木譲の道警シリーズ4作目、堂場舜一とガッカリもの多数。横山秀夫が大作を出したので、読みたい!いっぽうノンフィクション「神楽坂ホン書き旅館」の感銘はすごく強かったな~。まさにユートピア的空間。

2012年10月の読書メーター
読んだ本の数:21冊
読んだページ数:6628ページ
ナイス数:42ナイス

肝心の子供/眼と太陽 (河出文庫)肝心の子供/眼と太陽 (河出文庫)感想
ひさしぶりに純文学くさい純文学読んだw 語られることよりも語ることに淫すると純文学的になるものなのかな、と思うのだが、巨大なカブトムシが年老いた虎を刺し殺す空想だの、アメリカの整髪剤を髪につけると乾いて固まって少しずつ粉になって飛ぶので目の前にちらちらと銀色に輝く雪のようなものが舞うだのといった異様にかっこよかったり変にきれいだったりするイメージが顔をのぞかせ、オチも何もないんだけど飽きさせない、純文学ドクトクの力があって楽しめる小説2編。
読了日:10月31日 著者:磯崎 憲一郎

ガール (講談社文庫)ガール (講談社文庫)感想
うーむ。面白いは面白いのだが…。ファッション描写や働く30代女性の焦燥感について一線にいる女性たちの共感は得ているのかもしれないが、なんというか余裕のない話が多くて大変だなあ等という間抜けな読後感を得てしまった。収録作の中では、秘書課と対立しつつもマンション購入に悩み、同僚からの「ともに会社に骨を埋めましょう」などと言われ価値観の修正を迫られながら、やがて自分なりの優先順位を取り戻す短編「マンション」がもっとも面白かった。
読了日:10月30日 著者:奥田 英朗

強いられる死 ---自殺者三万人超の実相 (河出文庫)強いられる死 ---自殺者三万人超の実相 (河出文庫)感想
年間自殺者3万人超という、先進国では他に類例ない自殺率を記録する日本社会の自殺の実相を様々な事例から追っていくルポルタージュ。日本がバルト3国やハンガリーなどに匹敵する自殺率になっているのは、ムラ社会的・社会主義的と批判されつつも日本社会(会社)がこれまで一定の包摂性を保っていたのが崩壊し、社会心理的にはある種東欧諸国に列するような変動に直面しているということなのでは…などと思った。自殺を食い止めようと奮闘するNPOや警察の現場の人々の姿勢がとても眩しく、暗澹とせざるを得ない実相のさなかにも一片の希望を見
読了日:10月29日 著者:斎藤 貴男

巡査の休日 (ハルキ文庫 さ 9-5)巡査の休日 (ハルキ文庫 さ 9-5)感想
北海道警シリーズ4作め。札幌の街を染め上げるよさこいソーラン祭りを背景に行き交う3つの事件を交錯させた後、訪れる「巡査の休日」を万感をもって描く…、というのが小説のめざすクライマックスだと思うのだが、いまいち情感がこもらない。佐伯を中心に描かれる筋がほかの事件とあまり絡みがなくて浮いている印象なのが要因かもしれない。幹部の腐敗と隠蔽を追う道警シリーズの本丸ともいえる筋だけに残念。
読了日:10月25日 著者:佐々木 譲

文学賞メッタ斬り! ファイナル文学賞メッタ斬り! ファイナル感想
石原慎太郎の悪口満載!というトヨザキ社長の押しで思わず読んだw まあ、それはそれで笑えるのだが(『何かがおかしい/土台、五つの候補作の内の三つの題名が片仮名だ』って慎太郎の選評・・・)ものの、どちらかというとブックガイドとして楽しめる。磯崎憲一郎、葉室麟、辻村深月と円城塔は近々読みたい。
読了日:10月23日 著者:大森 望,豊崎 由美

神楽坂ホン書き旅館 (新潮文庫)神楽坂ホン書き旅館 (新潮文庫)感想
神楽坂にいまも存在する脚本家・作家御用達のカン詰め旅館「和可菜」の一代記。東映チャンバラ時代劇の脚本を量産した村松道平から、山田洋次・朝間義隆コンビによる「男はつらいよ」脚本執筆の微笑ましきエピソードに至るまで、日本映画の歴史を支えた女将と女中頭カズさんらの奮闘ぶりは、遁走の達人・野坂昭如の爆笑逃走劇なども交えながら楽しく読ませつつ、やがて来る映画界の退潮とともに、切なく胸に迫るユートピア憧憬の色を湛えるに至る。何と厳しくも幸せな空間か、と恋焦がれるような気持ちで読み終えられる名著。
読了日:10月22日 著者:黒川 鍾信

私の夜はあなたの昼より美しい 2 (ヤングジャンプコミックス)私の夜はあなたの昼より美しい 2 (ヤングジャンプコミックス)感想
韓国版「嬢王」といってしまえば身もフタもないが、政界の陰謀とホステス暗殺まで絡めてサスペンス方面でサービス盛りまくってなかなか読ませるマンガ。が、途中で本誌からWEB連載に移行したらしく、2巻の後半はかなりラッシュ展開。最後は完全に打ち切り状態なのだがいかにも勿体ない。
読了日:10月21日 著者:BOHA by Ylab

私の夜はあなたの昼より美しい 1 (ヤングジャンプコミックス)私の夜はあなたの昼より美しい 1 (ヤングジャンプコミックス)感想
ソウル江南の花柳界(水商売)を舞台に、政界トップによるNo.1ホステス暗殺事件とその妹による復讐を描くお水サスペンス。設定も面白いし韓国の花柳界の描写(こんなVIPばかり集まるサロンが本当にあり得るのかは知らないが)も興味深く、1巻はかなり楽しめる。ホスト風の男やその他大勢ホステスがみんな同じ顔に見えるので、願わくばもう少し画力があるとより引き込まれるのだが・・・。
読了日:10月21日 著者:BOHA by Ylab,BOHA

ケッチン(11) (ヤンマガKCスペシャル)ケッチン(11) (ヤンマガKCスペシャル)
読了日:10月21日 著者:きら たかし

マドンナ (講談社文庫)マドンナ (講談社文庫)感想
40歳代中間管理職の恋を描く表題作が何と言ってももっともスリリングでもあり読ませる一編ではあるが、他の作品を読んでいても、やはり人との距離の取り方、というのが職場小説のキモであり、会社で働く人々にとって重大関心事なんだなぁと感じさせる。田舎の老親とモールへの立ち寄り客といういずれも「社外」の人との距離感で主人公が惑う最後の短編「パティオ」が、実は最もよく描かれているように思った。
読了日:10月20日 著者:奥田 英朗

カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)感想
最後の展開による場の落ち着かせ方は正直あまり好みではない(解説によると「だから好き」という道尾ファンも多いらしいが・・・)ものの、話作りの技量と仕掛けはすごく優れていて、ぐいぐい読まされた。トリックというかマジック?の好きな人なら手放しで賞賛しても不思議でない。他の作品にはまた違う作風のものもあるということなので(直木賞受賞作など)、そっちも読んでみたいと思った。
読了日:10月19日 著者:道尾 秀介

夜の分水嶺 (徳間文庫)夜の分水嶺 (徳間文庫)感想
大家、志水辰夫がクルマ雑誌に連載した野性味あふれる骨太冒険小説。冒頭の十分な説明のなさが逆に巻き込まれ型スリラーの緊迫感を生んでいるが、これができるのは文章力の確かさと舞台設定描写の充実が抜きん出ているからこそ。後半のダイハツの四輪駆動車ラガーが深い雪山を疾駆するカーアクションはまさに冒険小説の愉しみの真骨頂で、筋はこんなに単純なのにこれで良いと思えるのはスゲー!とシミタツがますます好きになる一冊。
読了日:10月15日 著者:志水 辰夫

不愉快な現実  中国の大国化、米国の戦略転換 (講談社現代新書)不愉快な現実 中国の大国化、米国の戦略転換 (講談社現代新書)感想
確実に米国が日米同盟よりも米中協調を重視し始め、日本国内の世論が中国の超大国化を世界中で唯一ナメている状況(「中国が米国を抜くか」という見通しに対して欧州世論はもちろん、米国内の世論に比べてさえ軽視)の中で、日本が取るべき領土問題へのスタンス、世界戦略について述べた書。この観点は今一番重要かもしれない。
読了日:10月14日 著者:孫崎 享

敗者の嘘―アナザーフェイス〈2〉 (文春文庫)敗者の嘘―アナザーフェイス〈2〉 (文春文庫)
読了日:10月11日 著者:堂場 瞬一
敗者の嘘―アナザーフェイス〈2〉 (文春文庫)敗者の嘘―アナザーフェイス〈2〉 (文春文庫)感想
最後に明かされる真実、がびっくりするくらいショボーン。アクションもとってつけた様な感じで、苦みが味に昇華してなくてただ舌が痛いだけのメシ食ったみたい。読みやすくはあるけど…
読了日:10月11日 著者:堂場 瞬一

昭和元禄落語心中(3) (KCx(ITAN))昭和元禄落語心中(3) (KCx(ITAN))
読了日:10月7日 著者:雲田 はるこ

アナザーフェイス (文春文庫)アナザーフェイス (文春文庫)
読了日:10月7日 著者:堂場 瞬一

泣かない女はいない (河出文庫)泣かない女はいない (河出文庫)感想
芥川賞作家にしてクスクス脱力系エッセイを書かせたら当代随一、二十一世紀のどくとるマンボウと個人的に評価する長嶋有のささやかかつ充実した小説集。キン肉マンを子供の頃読んでいて、ラーメンマンと結婚するのが子供の頃夢だった、モンゴルマンはラーメンマンの仮の姿なんですよと密かな想い人に力説するOLの横顔が情感を湛えて見えるような小説、他の誰が書けるのだろう。その価値のささやかさと有用性のなさっぷりはこの上なく上品な有り様である。
読了日:10月6日 著者:長嶋 有

ひらけ駒!(7) (モーニング KC)ひらけ駒!(7) (モーニング KC)感想
今巻もよかった!片桐女流二段の今後を応援したい。
読了日:10月4日 著者:南 Q太

俺はまだ本気出してないだけ 5 (IKKI COMIX)俺はまだ本気出してないだけ 5 (IKKI COMIX)感想
なんと完結!序盤では終わるような話だとすら思われなかったこのマンガだが、恐るべきことに感動的な良い話で終わる。実際のところ新人賞の入選が成ったんだか成らないんだかよく分からないあたりのギリ感には、安直な救いでお茶を濁さない誠実さも感じさせられる。それでも「人生は四十二から」となりふり構わず叫ぶことは認められてよいのだ。生きろ!(シズオは死なないけど)
読了日:10月2日 著者:青野 春秋

北帰行 (角川文庫)北帰行 (角川文庫)感想
ただのロシア人旅行者のアテンドを引き受けただけだったはずの個人経営旅行代理店の男性が、六本木を根拠地とした暴力団、ロシア・マフィア、警視庁の三つ巴の抗争に心ならずも飛び込んでいく巻き込まれ型冒険小説。主人公の悔恨とぎりぎりの決断は志水辰夫を思わせるような骨太さで、一気に読み終えた。
読了日:10月1日 著者:佐々木 譲

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2012年10月に見た映画

今月はやはり「桐島、部活やめるってよ」ですかね。「最強のふたり」はさほど最強でもなかった。

10月の鑑賞メーター
観たビデオの数:6本
観た鑑賞時間:737分

野性の証明 [DVD]野性の証明 [DVD]
奥羽山中→富士裾野に至る大規模な野外ロケに、スター目白押しの出演陣、戦車・ヘリなどの兵器大盤振る舞いの大型活劇である一方で、神風的特攻シーンとか報われないラストなど、「ハード・アクション」って何というか和の臭いが濃厚に漂うジャンル呼称だよなぁ…と思わされる最盛期角川映画。高倉健が成田三樹夫の脳天を二つに割る斧使いがイカす。
鑑賞日:10月27日 監督:

BROTHER [DVD]BROTHER [DVD]
ファミリー劇場で再見。この映画の加藤雅也やっぱりいいなあ…。
鑑賞日:10月27日 監督:北野武

サンダーボルト [DVD]サンダーボルト [DVD]
マイケル・チミノ監督のイーストウッド主演銀行強盗映画。アメリカ西部の素晴らしい空の青さと、自由に駆ける男たちの姿が眩しい。ジョージ・ケネディの最期がヒサンながら笑ってしまった…(^^;)
鑑賞日:10月27日 監督:マイケル・チミノ

最強のふたり最強のふたり
普通に楽しめる小品という感じ。仕事やめさせるトコに込められたフィリップからバカリへの思い遣りの気持ちがもっと表現的に立ててあれば、最後のお返しもより劇的になったのでは、と思うんだけど…わりと淡白な仕上がりに感じられたのだが、後ろの席からはすすり泣きも聞こえたので単に俺がニブく見てたのかも。淡白とはいえ過度に泣かせポイントなど用意してないのが信用できるなと思えたのも事実。
鑑賞日:10月20日 監督:エリックトレダノ

桐島、部活やめるってよ桐島、部活やめるってよ
映画部の部室が、高校時代に自分がいた文芸部の部室と、間取りまで含めて同一すぎ。ビデオだけど映画も撮ってたし、これはまさに俺の映画なのでは!?とこの映画見る人の大半が思うことを思ってしまった。でもあの頃は同調圧力ってそれ自体もそれに合わせて生きてる人たちも見下してたから(もちろん鼻持ちならないやり方だと今は分かるが)、あまり気にならなかったなあ…などと聞かれてもいない自分語りを延々と始めさせられてしまう危険な映画だこれは!あと「あんな善い人の野球部キャプテンは地球上にいない」説で奥さんと一致。
鑑賞日:10月07日 監督:吉田大八

アウトレイジ ビヨンドアウトレイジ ビヨンド
カジノ等のシノギ周りや石橋蓮司がひどい目に遭う事による笑いなどがありバラエティのあった前作に比べ、今回はもうとにかく抗争のみのシンプル流血映画。おもしろかったが、エンドロールの最後に劇場で起きた拍手は映画の素晴らしさとかっていうよりアイツがハジかれた件に対してではなかったか。娯楽映画としては正しい有り様だと思うが…。ちなみに何でドン小西が出てんのと思ってたけどあれは白竜なのかなあ。
鑑賞日:10月07日 監督:北野武

鑑賞メーター

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