twitter


2017年1月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

Flickr

  • www.flickr.com
    This is a Flickr badge showing public photos and videos from k-tanaka. Make your own badge here.

読書メーター

  • 読書メーター
    unpyouの今読んでる本 unpyouの最近読んだ本

« 2011年7月31日 - 2011年8月6日 | トップページ | 2011年9月18日 - 2011年9月24日 »

9月 01, 2011

2011年8月の読書

今月はトロワイヤの「女帝エカテリーナ」にかなりの時間を持ってかれた格好。池田理代子のマンガでも良かったかなと思わされた。職場小説を読んでみようと手に取った柴田よしきの「ワーキングガール・ウォーズ」「やってられない月曜日」は非常に面白かったが、企業小説の大御所、高杉良の「辞表撤回」はちょっとステレオタイプな感を受けた。高杉良で掛け値なしに面白い作品ってどれなのだろう。マンガで「昭和元禄落語心中」「地上はポケットの中の庭」はいずれも良かった。これ同じ講談社の「ITANコミックス」というレーベルなのだが、他の作品も期待か。

8月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:3424ページ
ナイス数:13ナイス

地上はポケットの中の庭 (KCx ITAN)地上はポケットの中の庭 (KCx ITAN)
日本のコンビニにはじまり、時代と国を超えて草花や自然と人間をめぐる詩情にあふれた物語がつづられる作品集。世界観を語る画力・構成力が卓越していて、ついつい引き込まれる素晴らしさ。坂口尚のマンガの自然描写が好きな人は間違いなくハマる、と思う。
読了日:08月28日 著者:田中 相
狼でもなく (徳間文庫)狼でもなく (徳間文庫)
本邦最強の冒険小説作家シミタツが、デビュー前から習作的に書いては直ししていた作品とのことで、その後の作品の原型となる要素が詰まっているような作品。屈折し敗北を胸に抱えた主人公、報われない男女関係、海洋冒険要素(少しだけど)、そして耐えて耐えて耐えて最後に爆発するプロットと爆発後の異常なまでの疾走感!シミタツ節をじゅうぶん堪能できます。
読了日:08月28日 著者:志水 辰夫
昭和元禄落語心中(1) (KCx ITAN)昭和元禄落語心中(1) (KCx ITAN)
どうかなあと思いながら買って読んでみたがなかなかの拾い物!いわゆるオジサマ萌え漫画の要素も多分に入っているが、話芸における色気という必然が与えられているので男性が読んでもあまり鼻につかない。落語という芸を軸としてビルドゥイングス・ロマン成分と、鬼籍に入った永遠のライヴァルとの葛藤というドラマが巧みに調合されていて、非常に読ませるストーリーになっているのに感心。噺そのものの筋などはほとんど語られないが、描写に話芸への愛が感じられて好感が持てます。
読了日:08月24日 著者:雲田 はるこ
消されかけたファイル―昭和・平成裏面史の光芒〈Part2〉 (新潮文庫)消されかけたファイル―昭和・平成裏面史の光芒〈Part2〉 (新潮文庫)
昭和・平成の迷宮入り事件、誰もが知っている歴史的瞬間の裏面を描く「封印された文書」の続編。重信房子逮捕に賭ける府警公安の捜査、小渕恵三急死に直面した医療現場と政権交代の局面など面白かったが、最も印象深かったのは中川一郎自殺をめぐるソ連情報筋の暗躍の章で、スパイ戦の非情な現場もさることながら担ぎこまれた縊死状態の中川一郎の描写があまりに・・。自殺を考えてる人には一度読ませると思い止まるかも、と思わせる凄絶さだった。
読了日:08月24日 著者:麻生 幾
地球恋愛(1) (KCデラックス)地球恋愛(1) (KCデラックス)
読了日:08月21日 著者:ヤマザキ マリ
ぼくは落ち着きがない (光文社文庫)ぼくは落ち着きがない (光文社文庫)
自分にとってはとても親しみの持てる空気感をもった文化系「部室小説」。高校コミュニティの中で誇り高く“浮いた”存在であり続ける図書部員たちには心からエールを送りたい。一方、感受性豊かな主人公、中山望美の視野に拾われる学校社会の豊饒なディティールも楽しめる。「僕は落ち着きがない」なんて自覚している人間は実は相当に落ち着いてるわけだが、そんな矛盾に満ちた自己認識こそ青春の特権であり宝。その宝の愛おしさを、感受性豊かな主人公中山望美が拾い上げるディティールを通して描出した青春小説であるとも言えそうだ。
読了日:08月20日 著者:長嶋 有
青空にとおく酒浸り 4 (リュウコミックス)青空にとおく酒浸り 4 (リュウコミックス)
読了日:08月20日 著者:安永 航一郎
女帝エカテリーナ 下 改版  中公文庫 B 17-4 BIBLIO女帝エカテリーナ 下 改版 中公文庫 B 17-4 BIBLIO
エカテリーナがクーデタによって帝位についてからようやく勢い付く、大河歴史小説。啓蒙専制君主の代表的存在であり、ヴォルテールと文通する合理派でありながら、プガチョフの乱のようなアジア的現象の前に戦慄を覚えてからは理性に対する圧政を事とし、啓蒙思想を憎悪するに到る。矛盾の塊の如き君主の肖像がむしろ人間的であるとも言え、興味深い書。
読了日:08月17日 著者:アンリ・トロワイヤ,工藤 庸子
女帝エカテリーナ 上 改版  中公文庫 B 17-3 BIBLIO女帝エカテリーナ 上 改版 中公文庫 B 17-3 BIBLIO
読了日:08月14日 著者:アンリ・トロワイヤ,工藤 庸子
辞表撤回 (講談社文庫)辞表撤回 (講談社文庫)
JTBで数々の新商品開発を成し遂げたスーパーサラリーマンのモデル小説。タイトルは「辞表撤回」だが、辞表を提出するか否かという葛藤のドラマは極めて希薄で、入社早々の添乗員業務の躓きから一旦辞職を検討したが、周囲の慰留で何となく撤回、といった程度。後はひたすら組織の枠を超えた活躍ぶりが語られる。面白くないわけではないが期待していたドラマとは異なっていた。
読了日:08月12日 著者:高杉 良
やってられない月曜日 (新潮文庫)やってられない月曜日 (新潮文庫)
「ワーキングガール・ウォーズ」の姉妹編。こちらも面白いが、一番良かったのは冒頭の表題作だったかな。途中のいいとこで墨田翔子が再登場するあたりが心憎い。
読了日:08月04日 著者:柴田 よしき
ワーキングガール・ウォーズ (新潮文庫)ワーキングガール・ウォーズ (新潮文庫)
柴田よしきの「激流」で実はいちばん面白かったのがオフィスで起きた事件のくだりで、この人の仕事小説は面白いだろうと思って読んでみた一冊だが、はたしてオモロかった!主人公たちの「働く女」としての自意識の肌理の描き方がうまい。特に、いろいろと面倒事が起き、その都度めんどくさがる女性たちの、そのめんどくさがりかたがリアルで納得できる。この分野の古典「女たちのジハード」に匹敵。
読了日:08月02日 著者:柴田 よしき

読書メーター

« 2011年7月31日 - 2011年8月6日 | トップページ | 2011年9月18日 - 2011年9月24日 »