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3月 30, 2008

「魂萌え!」(★★★★)

最近なにかと物入りで映画館に行く財力が(涙)
ということで日々ケーブルテレビの放送録画をした海外ドラマとか映画を見てたりするが、
阪本順治監督「魂萌え!」を見た。

桐野夏生の原作は読んでいないのだが、貞淑な妻が夫の死をきっかけに自立した女に変わっていく・・・という筋だけ聞けばなんだかありがちな話のようにも思える。が、このディティールがまこと絶妙にスリリング。
風吹ジュン演じる妻は突然の夫の死に直面し、それまでの夫を支える妻としての役割から急に離れたことで面食らってしまうのだが、忌中の家に訪れた「杉並手打ちそばの会」の会長のふとした一言から、急逝した夫は実は10年もの間社食の栄養士だった女性と浮気を重ねていた事実が判明し、驚天動地の感覚を味わう。
折も折、アメリカで事業に失敗した息子が、帰国して再び商売を始めたいのだがついてはこの戸建てに住まわせてくれと言い出すのだが、息子の思いのほかに横柄な詰め寄りに加えて「お兄ちゃんの自分勝手を許しちゃだめ」と言張る娘の、それはそれで母親の立場を思い遣らない不平に板ばさみになってしまい、耐えかねた風吹ジュンは家を飛び出して立川のカプセルホテルに流れ付くが・・・。

このストーリー、淡々とした描写ながら次から次へと逆境や出会い・別れが連続し、いっこうに飽きることがない。それに、めまぐるしい状況の転化の中でみるみると花開いていく女性を演じる風吹ジュンの輝かしさはどうだろう。麿赤児扮する映写技師のもとに弟子入りしようとピンク映画館に飛び込むシーンの風吹ジュンはもはや少女にすら見えてきさえする。帰りの電車の中で、飲みすぎてバッグにゲロするシーンとかも好き。脇を固める加藤治子、由紀さおりら熟年女優陣も良い。

阪本監督ので最近見てきたのは「KT」「亡国のイージス」などは大作ではあるがちょっとキュウクツな映画だなと思う作品ばかりだったが、この映画は久々に率直に好きな作品だった。同様に女性にフォーカスした「顔」よりちょっとこっちの方が個人的には良かったかも。

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