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3月 06, 2006

「シリアナ」(★★★☆)

丸の内TOEIでスティーヴン・ギャガン監督「シリアナ」を見た。

インスパイア元の暴露本「CIAは何をしていた?」(ロバート・ベア著)は読んでいたのだが、基本的にはあまりこの本の内容とは絡みの少ないストーリー。原作は、アナリストの支配する情報本部に対して、現地で諜報活動を行う工作部に属する工作員である著者、という視点が大きく作用しており、本の後半ではアナリストたちの官僚主義が著者を包囲していく様がスリリングに描かれる。石油をめぐる陰謀はその中で語られる重要なエピソードであるのだが、映画「シリアナ」は、諜報員ロバート・ベアそのものがストーリーの中心になることはなく、石油という巨大な利権の周りで渦を巻くアラブの政治的策謀が主人公の座を占めている。
ベアを演じるジョージ・クルーニーの存在感はかなり薄くとどまっており、大きな流れの中に巻き込まれる木の葉の一つであるかのように頼りない。その分リアルでもあり、これに比べるとベアの著書はなんとなく池上遼一のマンガみたいに思えるくらいだ。情報量があまりにも多いので一見しても十分にストーリーの全体を見渡しづらいが、そも現実というのはそういうものだろうというのが監督のメッセージなのかもしれない。それにしてもクライマックスはあまりにあっけない感じがした。

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