iPod videoで落語

いろいろ書きたいことはたまっているが、それはそれとして、こわれたCDウォークマンの代わりにiPod買いました。
実際のところ使ってみると、すでにソフトとして持っているCDをわざわざiTunesに読み込まないと聴けないし、買ったばかりのCDの封を開けてすぐに聴くということができない点ではCDウォークマンよりめんどくさいけど、テープやMDの場合を考えてみるとダビングしなきゃいけないうえにメディアがいっぱい増えてかさばるというデメリットがあり、それよりは格段に良い。
ただ、クラシック音楽を好んで聴く身からすると、iTunesが勝手にトラック間に入れる無音がかなり気になる。
オペラや長い交響曲などになると、ひとつの長い幕や楽章を、聴き所別にトラック分けしてあるCDが多いのだが、トラックの境界を挟んでいても音楽はその間ひと続きになっている。
したがってトラックとトラックの間は「曲間」ではないのであり、それを別々のファイルとして分けてしまっては本当はいけないのだが、まあ、そんなスモールマーケットの独自仕様はスルーされてしまっても止むを得ないところなのだろう。
しかしこれが例えばマーラーの交響曲第8番の第一部「来たれ、万物の主たる聖霊よ」の、あたかも惑星の鳴動するかの様なオーケストラとコーラスの怒涛の響きに浸りながら、この19世紀末につくられた西洋音楽の爛熟の極点のひとつに心沸き立たせているときに、不意に「ブツッ」という一瞬の音の断絶が入れ込まれたりすると、「ざけんな!」という声のひとつも上げたくなるものである。
という難点もあるものの、私がiPodを使ってみたいと思った大きな理由のひとつであるPodcastingは、けっこう楽しめる。
特にいつも私が楽しみにしているのはニフティの提供している「ぽっどきゃすてぃんぐ落語」である。文字通りPodcastingで落語を配信するもので、最近Videocastingにも対応したため映像付で楽しめるようにもなった。
出演しているのはみな二ツ目(寄席の出演順で、見習いであり最初に高座に座る「前座」の次に出てくるランクなので「二ツ目」・・・ちなみに寄席の最後に出てくる大家は「真打」でありこちらのの語は落語ファンならずともご存知だろう)の方々だということなのだが、演目がすべて古典であるためまずは安心して楽しめる。
特に三遊亭遊馬は非常にうまい。現在アップされている「井戸の茶碗」「転失気」、いずれも著名な噺であり内容は知っているのだが、それでも死ぬかと思うくらい笑えた。
ぜひ遊馬氏の高座も見てみたいものです。
クドカンのドラマ「タイガー&ドラゴン」以降、落語が注目されていると聞くが周囲ではほとんど落語ファンなどいないし、テレビでもあまり落語番組は見かけない昨今、落語はPodcastingに非常に相性がいいコンテンツかもしれない。さすがに小三治あたりの真打クラスになると、ただで聴かせるというわけにはいかなくなると思うが・・・
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iTunesの「CDトラックを統合」メニューを使ってみてはいかがでしょうか。
複数のCDトラックを一つのファイルとして取り込むことができると思います。
ただ、トラックを飛ばすことはできなくなりますが・・・・
投稿: ko6 | 2月 01, 2006 06:36 午後
ko6さんはじめまして。
なるほど、トラック統合は一つの手ですよね。オペラとかだと一幕まるごと1トラックになってしまいそうでこわいけど、一つの楽章をトラック分割している曲などの場合はこれでやってみてもいいかも。
ありがとうございました(^^)
投稿: k-tanaka | 2月 02, 2006 02:48 午前