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10月 31, 2005

「チャーリーとチョコレート工場」(★★★☆)

新宿ピカデリーでティム・バートン監督「チャーリーとチョコレート工場」をようやく見る。
公開してからけっこう長いと思うが、隣の劇場で「コープス・ブライド」をやっているせいもあるのか、満席立ち見状態で通路に座って見るハメに。

私は正直言うと、小学生のころに妹の誕生日でチョコケーキ食って吐いた以来のチョコ嫌いであって、チョコレート工場という題材にはほとんど何一つヒットするものがない。これが「チャーリーとさば塩工場」、ならちょっと惹かれたかも知れぬななぞとどうでもいい仮定をしてみるくらいで、まあいくらティム・バートン/ジョニー・デップの手堅いコンビであろうと、素晴らしいらしいという世評がなければ見にはいかなかったと思う。

内容としては、ティム・バートンが個人的に今後の世界のためにはためにならないと思う連中を地獄に送り込む、「マーズ・アタック」系映画(へんなミュージカル風味が加えられているあたりも似てる)で、そこはそこで「クソガキどもザマミロ!」という感じでとっても楽しいのではあるが、最もイイのはウィリー・ウォンカを主人公の少年が諭すシーンである。教訓垂れてる感じがない。この前日テレビで見た「スパイキッズ3 ゲームオーバー」が、一作目のファミリームービー的傑作ぶりからかけ離れ、単なるロドリゲス一家のパーティームービーに堕していたのと比べ、よほど家族の暖かさを感じる作品。セットもすごい。

めっちゃおすすめというほどでもないが、そこそこおすすめです。

予告編ではじめて知ったが、なんとあの「ナルニア国物語」が映画化されるんですな。
ディズニーの「名作ファンタジーは金になる」という打算がスケスケで、正直ディズニー死ねという感じもするが、この勢いでピアズ・アンソニイの「魔法の国ザンス」とか、願わくばダンセイニの「魔法使いの弟子」とかが映画化されたりするとそれはそれで楽しい気がする。

10月 30, 2005

伊坂幸太郎著「魔王」(★★)

おお、伊坂の新刊!とばかり、見つけ次第手に取ったが、
中途半端に思わせぶりな小説で、じつに不完全燃焼・・・(-_-)

今回はファシズムがひとつのテーマなのだが、これ、扱い方の難しいテーマではある。ファシズムに抗するという行為はとかく「大衆心理に対する理性の戦い」などといった観念論に走りがちなため、ストーリーとしてのダイナミクスが欠けかねない。ざっくり言っちゃうと、ファシズムを先導する側の大上段のお説教が途中でかったるくなっちゃうのだ。そのファシズムに抗するという営為もそのかったるさの中に回収されてしまいかねず、そうなるともう何と言うかついていけなくなってしまう。
ヴィスコンティの「地獄に堕ちた勇者ども」は徹底的に退廃した美的感覚によってそのかったるさを打破した稀有なファシズム作品といえる。
伊坂幸太郎はいつもどおりの平熱な主人公にある超能力を与えることによってダイナミクスを得ようとしたのかもしれないけど、今回はファシズムものに横たわるワナにからめとられてしまった感じ。うーむ残念。

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