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1月 27, 2005

いまさらながら2004展覧会をふりかえる

1月も後半に突入して今さら感漂うのだが、2004年はけっこう展覧会も行ったので、そのベストを選んでみようと思う。
blogを振り返って、行った展覧会のリストをつくると以下のようになる。

「宮本隆司写真展」(世田谷美術館)
「ヨハネス・イッテン展」(東京国立近代美術館)
「パリ1900 ベル・エポックの輝き」展(東京庭園美術館)
「KUSAMATRIX」展(森美術館)
「空海と高野山」展(東京国立博物館)
「栄光のオランダ・フランドル絵画展」(東京都美術館)
「"モダンってなに?"MOMA ニューヨーク近代美術館展」(森美術館)
「牛腸茂雄1946-1983」展(新潟市美術館)
「世紀の祭典 万国博覧会の美術」展(東京国立博物館)
「横山大観 海山十題」展(東京藝術大学美術館)
「森山大道展」(丸善ギャラリー)
「RIMPA(琳派)展」(東京国立近代美術館)
「牛腸茂雄展」(三鷹市美術ギャラリー)
「マティス展」(国立西洋美術館)
「フィレンツェ 芸術都市の誕生」展(東京都美術館)
「ピカソ 身体とエロス」展(東京都現代美術館)

さて、この中でやはりベスト1を選出するとすれば何と言っても「牛腸茂雄1946-1983」展だろう。とにかく、2004年に見た中では最も感性を刺激され、また自己と他者という牛腸の取り上げたテーマを自らに引き寄せて深く考えさせられる展覧会だったからだ。
ほかにはけっこう笑えた「KUSAMATRIX」とか、企画展のやり方自体にすごく面白みを感じた「パリ1900 ベル・エポックの輝き」も良かった。会場である庭園美術館自体がすでに展示物の一つでありさえするというのが実に絶妙。

ほかに2004年の収穫として、日本美術の素晴しさに徐々に開眼させられてきたということもあった。
「RIMPA」展をあれだけの短時間にも関わらず楽しめたのは、逆に「パリ1900」とか「ヨハネス・イッテン展」などで外国の美術家による日本美術のイメージにふれ、外からの視点でみた日本美術のエッセンスに触れたということも一つあったと思っている。
逆に「世紀の祭典 万国博覧会の美術」では、そういった日本美術のエッセンスが誇大な自己パロディとして呈示されているのに驚いた。あの巨大なセトモノやら過剰に細密な細工物などを思い出すにつけ、日本の近代化はあらゆる部分で「力みすぎ」だったのではないか?と思う。
あるいはそれは、後発近代国家の業ともいうべきものだったのかもしれない。

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