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1月 24, 2004

「イン・マイ・スキン」

ポレポレ東中野でマリナ・ドゥ・ヴァン監督「イン・マイ・スキン」見る。
見る前は、最近ふとしたきっかけで自傷行為に興味があったので、「なぜ自称行為に走るのか」というような問いにひとつの回答を与えてくれるものかと思っていたのだが、フタを開けてみると、そのようにイミやリクツを求める目では自傷行為などわかるはずがない、と言わんばかりの映画であった。
とにかく自分の肉をこそげおとしてしゃぶったり、したたる血にいとおしく口付けしたり、ひたすら逃れがたい欲求にひかれて自らを傷つけることに耽溺する姿が描かれる。一歩間違うと増村保造の「盲獣」的なノリになりそうとも思われる。
横浜のフランス映画祭では途中退場続出、医務室に運ばれた客もいたそうだが、なるほど私の隣で見ていた女性は始終ハンカチを取り出していたようだし、鼻をすする音があちこちから聞こえてきた。それもわかるな・・と思うような過激描写であった。

映画そのものは、いまいち語り口が安定せず、構図なども時々私には意味不明なところがあって前半正直辛かったが、レストランのシーンで「自分の左腕が切り落とされてテーブルの上にいま載っている」という妄念に主人公がとらわれるあたりから徐々に面白くなっていく。ホテルの一室で思うさま自分の脚を傷つけた後で、よろよろと立ち上がるときの血だらけの姿は、奇妙なことに美しく見える。そのへんは拾い物であった。

ラストは何か投げっぱなしなので、無責任な話づくりだなぁとは思った。

CLASSICAがblogに。

私のデイリーチェックサイト、クラシック音楽ジャンルの一番人気サイトであるCLASSICAの飯尾氏がblogを始めた。
バックナンバーもblog化されている。なので、たま~に書かれる一言ドラマ「レッツゴー!クラヲくん」にこうして直リンクをはることもできるというわけだ。つくづく、クラシックファンにとってはすごいツボ突いててイタ笑える。→これもよい

1月 23, 2004

今日買った本

パトリック・ワルドベルグ著・巖谷國士訳「シュルレアリスム」(河出文庫)
東京人」 2月号 特集「中央線の魔力 part4」

 安原顕「畸人・怪人伝」を読んだ人は私に限らず、シュルレアリスムというムーブメントについてもっと知りたいと思うだろう(既に知りすぎるほど知っているという人でなければ)。この本が芸術上の巨人たちの評伝そのものではなく、その評伝の紹介本といった趣きをもっているからで、さすがは紹介のプロ・・と舌を巻いたりするわけだが、さて、それでは何から読み始めるか。いきなり原典にあたる度胸や素養を持ち合わせていない私がたまたま本屋で手に取ったのがこの「シュルレアリスム」。シュルレアリスム入門書の古典だそうで、後半には大量にブルトン、アルトー、エリュアールらによる、シュルレアリスム文学の原典がおさめられている。何でも巖谷國士が初めて世に出した最初の本でもあるそうだ。
 「東京人」は来月あたまに異業種交流会の企画で三善理沙子さんが講演されるため、話を聞く前に読んでおこうと思った。特集中に佐野史郎との対談記事が掲載されているのだ。三善氏の著書「中央線なヒト 沿線文化人類学」は前に読んだことがあったが、本棚のどこにしまったのやらさっぱり分からぬ。あるいはBOOK OFFにたたき売ってしまったのかもしれない。

「歌舞伎十八番の内・外郎売」 at 衛星劇場

朝飯など作りつつ、衛星劇場で「歌舞伎十八番の内・外郎売」見る。親の仇を討つべく、敵の工藤祐経に薬売りに化けて近づく曾我五郎、この薬が「初郎(ういろう)」というのだが、ここでいう外郎は一種の口中清涼剤で名古屋名物の菓子とは違うものらしい。一粒飲めば弁舌さわやかになるというので「じゃあオマエが飲んでみろ」と祐経らに言われた曾我五郎は薬を飲んで、どえらく長い早口ことばを述べ立てる。
この早口ことば、NHKの新人アナウンサーは必ずこれを練習させられるというが、かなりぶっ飛んだモノで聞いているだけでも面白い。全文が「歌舞伎のおはなし」に掲載されている。→これ
アナウンサーは大変だなあと思いつつ、こういうのを教程に取り入れてずっとやらせるNHKはエラいなぁと思わされる実に面白い早口ことばだ。

小山觀翁氏の解説によればこの芝居は「外郎」を実際に売っている薬屋の営業とタイアップした芝居だったそうである。歌舞伎が当たれば薬が売れる、広告キャンペーン歌舞伎というわけだ。
この薬である外郎は現在も販売されているようで、小山氏が番組の中で現在売っている外郎の箱を開封してみせた。画面で見る限りでは何か仁丹みたいな感じ。仁丹も口中清涼剤だろうから起源は似たようなところにあるのだろう。名古屋名物の外郎の方は「外郎餅」と言うのが正しいみたい

今回放送された「外郎売」でこの早口を述べていたのは市川新之助。めっちゃくちゃ流麗。スゴい。成田屋のホームページはこちら

ヨハネス・イッテンの美術教育

「ヨハネス・イッテン展」の図録を読んでいるが、なかなかおもしろい。気になるところを抜書き。
下線は引用者。

[主観的な形態] 直観的に描く生徒は、作品の中で、必然的にその生徒の本性を反映した仕方で言いたいことを言い表す。(・・・)これはしかし、見方を変えれば己に囚われてしまっているということでもある。それに対するイッテンの処方はこうだ。自分のタイプを意識した上で、他のタイプに属する方法に習熟すること。そうすれば自在な表現に達するだろう。

イッテン自らが組織した生徒作品の展覧会では、タイプ論(※引用者:人の性質を識別するうえで人格タイプを3つの類型に分けるという考え方だという)を証明すべく、作品の多くに作者の写真が添えられた

 人格と作品は平行関係を描くものなので、作品と作者写真を一緒に展示してみる、というのはユニークな発想だと思う。作品を独立したものとして扱おうとする芸術の美学とも、デザイナーの顔がプロダクツの影にかくれるデザインの美学とも一線を画しているような感じだ。(まあ、今時はニッサンのCMにデザイナーが登場したりするご時世ではあるが)

[添削のかわりに討論を] 1908年、ベルン近郊の村で国民学校の教師を勤めていたイッテンは、生徒の作文を赤ペンで添削することを拒んでいる。「作文に訂正を加えることはきまって侮辱的な作用を及ぼし、その結果、とらわれのない子どもの空想は破壊されてしまう。それがわたしの意見です」。 出来上がったものを回収してひとつひとつ鑑定し、赤を入れ、評価を下す代わりに、イッテンの教室では、描き終わった作品は床に並べられ、それらについてクラスみなで意見が交わされた。
[コントラスト研究] 人間は感覚器官の助けを借りて、現象界を認識する。眼前にある具体的な形態が知覚認識されるとき、それは必ず感覚器官という門を通る。そして感覚のはたらきは、コントラスト効果の法則と結びついている。つまり、われわれが明るさを見るのは暗さが対置されているからであり、大きいと感じるのは小ささとのコントラストによってなのだ。

美術の基礎教育なのに、朝の体操があったり呼吸法が折り込まれていたり「共感の練習」なんてことをしたりと、イッテンの教育手法は非常にユニークであり、神秘主義的な側面もかなりあったようだ。添削のかわりに討論をしたりするのは、現代の教育現場などでも行われていそうなやり方だけれども、1908年からそんなノリというのは結構すごいことだったのではないだろうか。

こういう人々が下地を作ったうえで、バウハウスは20世紀以降のデザインに大きい影響を与えてきたわけで、
多分、「デザイン」という行為が人間の「感覚」、ゆくては「精神」をデザインするという領域にまでいたる可能性を秘めたのは、彼らの活躍あればこそだったのではなかろうか。
などなど、興味はつきない。読み応えのある図録だ。

1月 22, 2004

「僕のスウィング」

トニー・ガトリフこそはまことの音楽映画監督だ。
これまで「ラッチョ・ドローム」「ガッジョ・ディーロ」「ベンゴ」と、ロマ(ジプシーという蔑称を持つ)民族のルーツに迫る素晴らしいロマ音楽映画をものしてきたガトリフは、また「ガッジョ・ディーロ」の如く、ロマ民族音楽世界に飛び込んでいく他者の視点から、くめどつきせぬロマ音楽の泉を我々に見せてくれた。

今回は、それはひと夏のヴァカンスでストラスブールにやってきたフランス人少年の視点で描かれる。「ベンゴ」はゴツいロマ民族の男気ワールドとソウルフルなフラメンコとの協奏曲ともいうべき世界だったが、「僕のスウィング」は海綿が水を吸うように周りのできごとを吸収していく幼子の視点から、ロマ音楽の素晴らしさを描いている。この少年の視点描写もまさに堂に入ったもので、彼が過去にル・クレジオの少年小説を映画化した「モンド」なども思わず見てみたくなる。

必死にジプシー・スウィングを身につけようとギターをつまびく少年の周囲で起こる出来事、人々の音楽を通した交流が素晴らしい。フランス人女性たちが企画する「女性だけのコンサート」のチラシを見て「男がいなくて何ができる!?男こそ真実の音楽家だ」等とのたまう、どーしようもなく昔気質なジプシー・ギタリストのオヤジが、彼女たちとのリハーサルで音楽をともにすることで、民族の違いを余裕で超えた交流をしていくあたり、本当に涙せずにはいられない。

やっぱり音楽はいいなあ、音楽は人と人とをつないでくれる存在だ・・そんな言葉で言えば理想論にきこえてしまうことが、この映画を見ることで素直に信じることができそうになるのだ。

また、少年がロマのお婆さんからナチス・ドイツ占領時代におきたロマ民族絶滅政策の昔語りを聞くシーンは、この映画をヴァカンスと音楽の映画にとどめず、ぐっとストーリーに奥行きを与えている。

そしてなんといってもフランスの田舎にあふれる自然の中で、少年とロマの少女スウィングが遊びまわるシーンは、ジャン・ベッケルの佳作「クリクリのいた夏」を思い出すような、輝かしさとみずみずしさにあふれた美しいシーンだった。
やっぱりトニー・ガトリフの映画は素敵だ!

1/21、WOWOWにて鑑賞。

1月 21, 2004

もうコカ・コーラは飲まない

怒髪天を突くニュース。
暗いニュースリンク」でインド国会が国会内でのコーラ販売を禁止、やがて全国的に禁止する方針を打ち出しているというニュース。
別に私はコーラが好きでインド人に怒っているわけではない(学生のころは「また田中がコーラ飲んでるよ」とか言われるくらい始終飲んでいたが)。
すごいのはコーラ販売が禁止された理由の方である。

直接の原因は、インド国内で販売されている当該飲料の成分調査の結果、高濃度の残留農薬と、リンデンやDDT、マラチオン、クロルピリホスなどの殺虫剤成分が検出されたことによる。

で、もちろん

一方で、米国で販売されている同じ飲料を同様に成分調査したところ、こちらは安全基準を満たすものであった。/つまり、米国内とインドでは、同じコーラでも成分が違うということである

ブ ッ 殺 す (怒)ってな話ではありませんか?

どうせ日本向けのコーラは安全基準を満たしているのだろうが、だからこそますます腹が立つ。
もう今後コカ・コーラは飲まない。そんな汚いやり方の適用されたコーラなど飲むくらいなら、インドの農薬入りコーラを飲んだ方がまだマシだからだ。
(まさか、「日本ならニュースで報じられないだろうし」とかってインドの在庫を日本に回して来たりして)
多国籍企業が旧植民地諸国を自然・人的資源収奪の対象としか見ていないことは明白だが、核まで持っている大国インドにしてからがこれでは、他は推して知るべしということになろう。

こいつらウス汚い豚どものバックに資本の論理だの経済効率だのというのがあるのだと思うと、本当におぞ気が立つ。

というわけで、「くたばれ資本主義」とひさしぶりに骨髄から思わされるニュースなのでした。

エリック・ロメールonBS2

今月末日のNHK第2「ミッドナイト映画劇場」は熱い!
深夜0:00より、エリック・ロメール作品2連発!
まずは「聖杯伝説(ペルスヴァル・ル・ガロワ)」、続けて2:16からは「コレクションする女」だ。
どちらも未見。後者は学生のころ学内のチャットでたまたまロメールの話になったとき、「どれが一番傑作か」という話で他の人が「コレクションする女」と言っていて、見ておらなかった私は「大好きなロメールの映画なのに・・オレ見てない・・」とひじょーに口惜しかった思い出があるので、今回は死ぬ覚悟で見よう!と思う。
でも飲み会になったらそっち行っちゃいそうなので、一応ビデオ仕込んどきますが。
「コレクションする女」を見てしまえばロメールの「6つの道徳的コント」シリーズは全て見たことになる。
いまのところ「6つの道徳的コント」で一番好きなのはなんといっても「モード家の一夜」、いや、全フランス映画中一番好きな一本やもしれぬ。舞台はフランス中南部の町クレルモン・フェラン、しんしんと降り積もる雪の中で展開する、カソリック教会に通うブロンドの美少女(マリ=クリスティーヌ・バロー)、彼女を追う生真面目なエンジニアのジャン・ルイ・トランティニャン、彼を誘惑する小粋なインテリ美女フランソワーズ・ファビアンの関係。クレルモン・フェランの城壁と坂道だらけの町並みは硬いカソリック道徳に閉ざされた純愛の迷路を思わせる。ネットで調べてみるとクレルモン・フェランというこのきれいな名前をもつ町の様々な特徴を、ロメールは貪欲に映画に取り込んでいる。この地が第一回十字軍が呼びかけられた、カソリックに強固なつながりを持った土地である点はストーリーの根幹にあるし、荘厳な大聖堂はトランティニャンがバローの横顔をみつめる視線の舞台である。さらにトランティニャンはこの土地に本社のあるミシュランに勤務、またインテリな友人ヴィダル(アントワーヌ・ヴィテーズ)との哲学議論にはこの地で生まれたパスカルの名が頻繁に出てくる・・。
まことに、「恋と街を撮るにかけては比類ないロメール」を体現するような映画なのだった。

これに限らず「6つの道徳的コント」には面白い映画が多い。落ち着いた雰囲気ながらいっぱいはやしたアゴヒゲにちょっと卑猥な感じのあるジャン・クロード=ブリアリがいとこの小娘の"ひざに触る"という映画「クレールの膝」、蓮っ葉でちょっと不細工さも感じる女の子をうざいなぁと思いながら見ていた主人公がこの子のしたたかさに舌をまく中篇「シュザンヌの生き方」、「ルームメイト」「死の接吻」など、破格におもしろいハリウッド映画を撮っている監督であるバーベット・シュローダーが俳優として主演している「モンソーのパン屋の女の子」はパリのモンソーにある彼女の部屋を張り込んでいる間メシを買いに入ったパン屋で、そこの女の子が気になってしまうという映画。
どれもなんとも面白い。ということで「コレクションする女」も大期待なのだ。

BS2はつい最近の「四季の物語」シリーズを放送してくれたり、ロメールをよく取り上げてくれる。またCSN1ムービーがこの間BS2で連続放送した後に「四季の物語」をやってくれたので、今回も期待したい。

ハリウッドの恋愛映画って「ハァ~?」と思っており、といってレオス・カラックスの「ポンヌフの恋人」あたりも「オイオイ・・」と思ってしまう、そんな恋愛映画嫌いが好きになるような恋愛映画を撮るのがエリック・ロメール。
つい最近の最新作「グレースと公爵」は映画の実験と歴史の中に生きる人をみつめる視線に満ちたこれまた素晴らしい映画であった。ただ私は一本前の「恋の秋」の方がかわいくて好き。

1月 20, 2004

返り咲き、13歳のハローワーク

もはやオンライン書店ランキングウォッチャーと化している私。
1/20pm22:30段階。
bk11/19ランキングからはついに10位以内から綿矢、金原の両名とも消えた。依然金原ひとみ「蛇にピアス」は出版社注文で「発送まで1~2週間」状態のままだが、綿矢りさ「蹴りたい背中」は入荷したのか、ふたたび「24時間以内発送」に戻った。今後売り上げを伸ばすか。
金原ひとみのエッセイが毎日新聞夕刊に載っていたので目を通してみるが、ほとほとつまらなかった。これだったら南Q太のマンガくらいのほうが文学的に感じる。って、きちんと小説の方を読んでから評価するべきなんですけどね。多分これはエッセイというより、受賞のごあいさつに近い文章なのであろう。
実際、芥川賞受賞に値する女流作家はむしろマンガの方に多いものと思う。岡崎京子は当然芥川賞を受賞しておかしくない。
TBしていただいた「smashmedia」さんによれば、amazonマーケットプレイスでのユーズド価格は9,860円とか。これだとbk1で「この本を10冊以上買う」リンクで買い込み、マーケットプレイスで転売するような輩が出てきてもおかしくないよね。まあ在庫が補充されるまでの命なので、高リスクではありますが。

いっぽう、amazonの状況はトップ1に村上龍「13歳のハローワーク」が返り咲いたものの、2位には依然としてフィギュア付き本「わたしのおにいちゃん」がつけている。
うーん。
で3位金原、4位綿矢。
amazonの綿矢在庫状況はなんだかよくわからない。新本出荷時期が明記されておらず、かわりにマーケットプレイス出品ものは「出品者から通常2営業日以内に発送されます」とある。

この「マーケットプレイス」なる制度、どうもヤフオクに近いシステムのようだが、決済についてはamazonの決済システムを使うことができるというもので、出品者とのやりとりは特にない。送られてくるのが出品者手ずからの梱包という部分だけだ。あと、買った場合はamazonから出品者評価BBSへの書き込みも要望される。
私も前に「ケーブルテレビ技術入門」なる本を購入したが、市価4,800円のところ確か1,000円くらい安かった。しかしこの本、どうも電波関連の基礎知識がある人むけらしく、私のような文系はえぬき、エネルギー保存の法則すら覚えていない身ではなかなか太刀打ちできず、つまづきまくって結局別の本を購入した。
出品者は誠実な人で、プチプチに丁寧に梱包して手紙付きで送ってくれたことをつけくわえておく。

その後の2:芥川賞onオンライン書店

さきほどの投稿内容、長谷川町蔵氏が既に書いておられました。
長谷川氏が「わたしのおにいちゃん」が二位につけているのを確認したのが23:32ということは、1:40までの二時間程度の間にamazon利用者のヲタ率が急角度に上昇カーヴを描いていたということになるんだろうか・・。
恐ろしい。
これ以上追うと「わたしのおにいちゃんonオンライン書店」になってしまうのでこの辺で止めるが、
隠された少女趣味を持つ大きいお友達の間では、どんなにブッとんだフィギュア付きなどと云うホンが出ても、本屋(秋葉原以外のね)のレジに持っていくというリスクを負わなくて済むオンライン書店は、ある種福音なのかもしれませんな。

芥川賞onオンライン書店:その後

おもしろがって今日も追ってみた芥川賞各オンライン書店販売状況。at1月20日am1:40。

bk1では既に在庫を売り切ってしまったのだろうか、18日のランキングには両作とも顔を出していなかった。(綿矢の前作「インストール」は4位につけている)
検索で「蹴りたい背中」と入れても出て来やしない。出てすらこないというのは少し問題のような気もする。
金原ひとみの「蛇にピアス」は「出版社より取り寄せ」1~2週間要という表示が出ている。これじゃ売れないわな。

amazonの一時間ごと更新トップでは、2位綿矢、3位金原と相変わらずの快進撃。しかしそれぞれのページを見てみると、「通常2~3週間以内に発送」とある。こんなんじゃオンライン書店使うより最寄の書店行きそうなものだが、amazonのユーザーは辛抱強いのであろうか。
このamazonの一時間ごと更新ランキングというのは面白い。ウイークデーの深夜であるいま、芥川賞作家2人を抑えて堂々の一位を獲得しているのがコイツ

「週刊わたしのおにいちゃん 第1号(彩色済フィギュア+オールカラー32Pブックレット)」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

(つД`)

「この本を買った人はこんな本も買っています」の欄では

萌える英単語もえたん

いかにも・・と思わせる。
それにしてもなんかいつもと違って「こんな本も買っています」にチクリじみた響きが感じられるのは果たして私のみであろうか。

1月 19, 2004

今日買った本

メモです。
「ヨハネス・イッテン展」図録 : ただのカタログではなく、かなり大部の写真つき解説がついていたので購入。これなら2000円は安い。
歌舞伎座「初春大歌舞伎」 : 歌舞伎座で買った筋書。こちらの1300円はちと高いと思う。でも来週また義経千本桜見に来るかも知れないし。ってことで。
別冊太陽「歌舞伎図鑑」 : 便所借りに入ったあおい書店で思わず買ってしまった。見たばかりの「京鹿子・・」のラスト写真もあった。
「20th CENTURY PHOTOGRAPHY」 : TASCHENのミニ写真集。

教訓 : 金の少ない時に本屋の便所を借りるな。

ヨハネス・イッテン展/「京鹿子娘二人道成寺」

 東京に所用で出てきた母と一緒に、東京国立近代美術館で開催中の「ヨハネス・イッテン展」を見に行く。ヨハネス・イッテンはバウハウス設立当初、生徒達に基礎コースを教え込んだ美術教師であり、画家だった人物である。
 造形、デザインの基礎を教えるのに不可欠な、色彩・形態・素材などについての彼の考え方があきらかになるような作品群と、イッテンの授業のなかで生徒たちがつくっていった作品群を交えながら紹介することで、「芸術家としてのイッテン」と「美術教育家/理論家としてのイッテン」とを同時に包括して見ることができるという、なかなか見ごたえのある展覧会だった。
 個人的に好きなのは、色彩のブロックを色調・明暗・大小など様々なやりかたで大量に組み合わせ大きな四角形を四つ作って、それぞれ「春」「夏」「秋」「冬」を表現するという作品。Webデザイン見本帳などによく出てくる季節感のカラーチャートなどを思い出させるが、確かに実用のための色彩理論を展開させたものとはいえ、立派に芸術作品として成立している。しかも、モンドリアンみたいな抽象作品とは違った温かみのある空間がほのめかされているように思える。
 イッテンは、造形はきちんとした訓練を行うことで「誰にでも身につけることができる」ものだと考えていたそうである。ルネサンスから現代に至る名画を材料に、絵の中で使われている色の質や量をチャート化したり、ジョルジョーネの絵のパーツを色のカタマリに変えてリライトしたりと、面白い試みがたくさんみられる。コントラストの勉強も色彩間だけではなく、繊維素材と金属素材の対比などにもおよび、ヒマワリの種をはりつけたテクスチャなどもあったりする。学生時代は美大生だった母によれば、こういうことは美大ではよくやらされた事だそうで、つまりイッテンは現代の美術教育の「家元」的存在ということなのだろう。
 そういう理論家的な部分の根幹に神秘思想家的な傾向があったというのも面白い。海野弘の「モダン・デザイン全史」を読むとなにやら相当宗教家チックな人のように書いてあるのだが、東洋思想への接近(日本人生徒への書簡で「さいきん禅のことを勉強しています」と書いたり、公案のように一筆書きでマルを描いた作品があったり)とか、ドイツの神秘思想家ヤコブ・ベーメの箴言をグラフィックデザイン化した作品があったりするあたりに、その片鱗が伺われる。展示されている書簡をよむ限りでは、なかなか人格的にはイイ人だったみたい。そうそう、一度も来日したことのないイッテンが日本を夢想しつつ作ったという絵には「幸福の島国」というタイトルが付されている。やはり色彩のブロックで構成されているのだが、とても穏やかな暖かいオーラを放つ作品で、ひごろ祖国愛のない私などですら、何かとても嬉しい気持ちになってしまった。

歌舞伎座一幕見席で「京鹿子娘二人道成寺」を見る。歌舞伎はそんなに見馴れてるわけではないためか、途中踊りが延々続くあたり少し退屈したが、クライマックスのあたりは囃子も物凄い速さ、踊りもかなりダイナミックでドキドキ、ワクワクさせられる。最後の蛇体化け&見得切りは圧巻。しかし白拍子二人が蛇体に化けるというので、着ぐるみでも被って出てくるのかと思ったが・・、道成寺の鐘の上で白拍子二人が見得を切る時のメイクが微妙に変わり、着物が蛇のウロコをあらわす柄に変わっている事をもって蛇を表現するのだとか。でも4階の一幕見席からじゃそんな微妙な変化は分からん。ちょっと髪房が垂れているのは分かったが。

晩飯は築地の寿司清。3度目だがやっぱりうまい。とにかくこの店では光物を食えという鉄則を学んだ。鯖、鯵あたりが実に味わい深い。

1月 18, 2004

ザ・プロフェッショナル

デヴィッド・マメット監督・脚本「ザ・プロフェッショナル」をスター・チャンネルで見る。
ジーン・ハックマンは好きな俳優なので、彼が主演の犯罪プロフェッショナル映画という設定だけでもワクワクさせられるうえ、ストーリーも色々と手が込んでいて見ていて飽きがこなかった。ジーン・ハックマンとデルロイ・リンドー(「ロミオ・マスト・ダイ」に黒人マフィア首領役で出ていた)、リッキー・ジェイ(「ブギーナイツ」でレイノルズのつくるバカポルノを「これぞ映画さ」と言ってた編集マン役の人)らの犯罪プロ同士のつながりはいい描写だし、彼らの中に飛び込んでくる若僧がサム・ロックウェルというあたりもなかなかいい。ロックウェルは「いつかギラギラする日」なら木村一八の役回りだが、木村が拙速でキレまくり殺しまくるのとは違い、ロックウェルの方はない知恵を絞ってハックマンの古知恵の上を行こうとするあたり、ストーリーはぐっと大人なつくり。(もっとも「いつか・・」の方は大人も子供も金をめぐってみんな同じように這い回るあたりが味なのだが)
ちょっとラストが読めてしまうのは難点か・・。

脚本家のマメット監督は「評決」「アンタッチャブル」など、私好みのオヤジいい味出しまくり映画の脚本を手がけている(「ハンニバル」は今イチだったが)。監督前作「スパニッシュ・プリズナー」もかなり面白いらしいが、未見。

綿矢萌え現象到来か

bk1の16日の売れ筋は金原が10位以下に落ち、綿矢が3位につけた。なんか普通になっちゃってつまんないな。
綿矢りさはけっこう美人みたいなので、2chとかではさっそく綿矢タン呼ばわりされているのでは。(見てないが)
amazonはもっとわかりやすくて、今(1/18 am3:11)のランキングは綿矢1位、金原2位、3位は「風の谷のナウシカ」原作マンガ7巻セットだ。

リアル書店ということでいえば、中野のあおい書店でも「インストール」はまだ積んであったものの「蹴りたい背中」「蛇にピアス」は品切れだった。

ここまで売れてしまうともう興味がない。
もともと、「みんなが同じ時期に同じ本を読むなんて気持ち悪い」という発想の持ち主なので、会う人会う人が読んだかどうか話題にするような本はちょっとご遠慮だ。

最近では「五体不満足」がそういう本だったが、昨日読了した「『誰でも社会』へ デジタル時代のユニバーサルデザイン」(記述重複はみられるものの、良い本で大いに蒙を啓かれた)でふれられていたように、バリアフリーの思考法を一般の人にもなじむものとして提示したという意味で、あの本の功績は大だったようだ。
そんな記述を読んで「ベストセラーだからといって敬遠するのはよくないかもなあ」と思ったのが昨日だったのにも関わらず、結局「やっぱり気持ち悪い」と思ってしまった。どうやら、どうしようもなく天邪鬼体質なのだろう。

そんな私にとっては今読んでいる安原顕著「畸人・怪人伝―シュルレアリスト群像」は実におもしろい。ポール・エリュアールからやがてサルヴァドール・ダリの妻となった美女ガラ、アルトー、バタイユ、レーモン・ルーセルらの奇妙だがブリリアントな人生と所業について書かれた本であって、けっして天邪鬼について書いた本ではないので間違いなく。私などはシュルレアリスムの何たるかについてロクに知りもしないで読んでいるような無知・無教養の身だからこの書の読者としては相当背丈が足りないが、それでも単純に彼らの奔放かつ魅力的な生き方は読んでいてじゅうぶんに楽しめるし、安原氏はとにかくあらゆる方面にアンテナを伸ばしてエピソードを書き留めているので、私程度でも知っている人名やエピソードに時折ぶつかると嬉しくなってしまったりする。
#G・W・パプスト監督の「三文オペラ」は卒論を書く際に確かヴィデオで見ているので、私もアントナン・アルトーをフィルムの中に見ているはずなのだが、誰だったのかさっぱり分からない。いま思えば実に無知無教養なままの5年間であったと思う

逆境ナイン続編って知らなかった・・・。

うーん、北海道放送すごいっスねぇ。

島本和彦のマンガチックにいこう!」などというラジオ番組をやっているとか。
(島本和彦を知らない人は・・・・・・・今すぐ「逆境ナイン」を全巻買え!) ←って絶版だって

くわしくは、以前もトラックバックしてくれたちずさんのblogを見ていただきたい。
というかSTVにはいがらしゆみこがパーソナリティのラジオ番組もあるようだ。
北の雄。

さらにその番組ホームページを見ていると、見過ごせない情報が!

「逆境ナイン」プロ野球編だと!?

しかも、すでにイブニングで連載中!?

何てこった・・・キャッチアップできなかった・・・_| ̄|○

最近ひさしく新しいマンガに燃えるものがなかったとはいえ、不覚。
単行本の刊行情報は絶対チェックしよっと。

結婚式余興で人生初回代官山踏破。

グリーで一年後輩のO君が代官山で挙式。
またしても披露宴余興の合唱しに行く。今回は新郎新婦とも早大とあって、「都の西北」がリクエストされていたのだが、恥ずかしながら歌詞を一部忘れており、一文字ほど歌い間違えた。助詞だった。

5年間の在学中、早慶戦に一ぺんしか行ったことがないような人間とあれば、らしい振る舞いではあろうが。
(もちろん、ラグビーとかも見たことはない)

それにしても東京に出てきてから10年近くなるはずだが、人生初めて代官山という所に来た。
道が広いなぁ。
あと、吉野家とかがない。

他に、私が行ったことのない都内のイケてる系スポットといえば自由が丘くらいであろうか。
自由が丘はそうとうイケてるんだろうなぁと思われる。何しろ商店街振興組合のページで「イケてる店員コンテスト」などという企画を行っているくらいだ。

すごいなあ。中野で同じ企画やったら、周囲が扱いに困りそう。
もっとも、まんだらけ限定ならば、同じ企画を365日やっているんだろうとは思うが。→こんな感じで

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