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4月 24, 2004

ザ・ソプラノズ

WOWOWで「ザ・ソプラノズ~哀愁のマフィア」をやっている。
ひさびさに見たが、#42「決意」、めちゃくちゃ面白いっス。

コロンブス・デーのパレードにネイティブ・アメリカンが抗議のデモを行うことが明らかになった。コロンブスはイタリア人に取っては英雄だが、ネイティブ・アメリカンにとっては侵略者であり虐殺者だ。シルヴィオをはじめとする一同は抗議デモを阻止すべくあれこれ手を打つ。

イタリア系アメリカ人が何するでもなく10人くらいタマってるところに、ネイティブ・アメリカンによる反・コロンブスデモのニュースが聞こえてくるのだが、「おいちょっと待てよ、こりゃイタリア人差別だぜ」と一人が言い始める。
まったくだぜとかイタリア人同士が言い合う中で、その中の一人が「でもコロンブスはオレは嫌いだ」と言うんだが、「なんでだ」と周りが聞くと、ナポリ生まれらしいその男は「コロンブスはジェノバ生まれだからな。イタリアじゃあ、北部の奴等はいつも南部の人間を見下してやがった」という意味のセリフを吐く。イタリアからアメリカに渡った移民たちは、多くは貧困にあえぐ南イタリアの出だったのだ
そんなイタリア本土の歴史もたくみに織り込みつつ、携帯電話の着メロが「ロッキー」だったりするという芸の細かい小ネタも楽しい、「ザ・ソプラノズ」。いや~、面白いっスねえ。

CD輸入権法案、全会一致で参院通過とか。

いやはや、もう全くあり得ない。

輸入権:著作権法改正案が参議院通過(fromいかんともしがたい)

野党も居るはずの参議院・・・。(この法案、民主党の議員も参加して立案されたらしいが)
輸入盤まったく聴かないような野郎しかいないのか・・・?
反対票一票もないというのは、真に暗澹となる状況である。
日本の音楽文化におけるユーザーの力が確実に減退するこの法案。
監督官庁となる文化庁はもう、文化障害庁と呼んでよし。
もっと直接的に言うなら、逝ってよし。

国会議員に教養ナシ。
もうすぐ参院選があるそうであるが、現職議員には、いかなる党であろうと一切投票しない。
あり得ない。

4月 19, 2004

「白浪五人男」二幕、三幕

休日のしめは歌舞伎。歌舞伎座の四月夜の部は通しで「白浪五人男」。いいとこの姫に化けて呉服屋を強請ろうとする弁天小僧が、正体バレて「知らざぁ言って聞かせやしょう」と居直る名場面が含まれている演目だ。通しでの上演は滅多にないとか。

千駄木から銀座に出たときには、一幕見席は二幕目が入場開始していた。「知らざぁ・・」が見れりゃいーかなーとも思ったが、二、三幕とも通して見ることにして切符を買う。列の最後尾にもかかわらず意外にも余裕で座れたが、来月の海老蔵襲名披露にはハンパない客が押し寄せることであろう。(私的には再来月の「外郎売」が見たい)

例のシーンは二幕目の冒頭で、姫とお付の侍に化けた弁天小僧とその泥棒仲間が、呉服屋「浜松屋」で架空の万引きをでっち上げ、店の手代に咎められポカスカやられたところで冤罪と明かして逆に賠償金をせしめようとする。衣類の万引きといえばウィノナ・ライダーだが、彼女にもこのくらいの居直りが欲しいところであった。
ところがたまたま居合わせた、鞍馬天狗みたいな頭巾を被った別の侍が姫が実は男であると看破し、化けの皮を剥がされた弁天小僧は逆に居直って煙草なんか吸い始める。店の者が「どこのウマのホネだ」と誰何すると弁天小僧は「おれの名を知らねぇ?」と言い返し、「知らざぁ・・」となるわけで、ここには客席からも「待ってました!」と声がかかる。ギャグもふんだんに盛り込まれ、実に楽しい。

この後の浜松屋の土蔵前シーンもかなり笑えるし、三幕の極楽寺屋根大立ち回りは一転して目まぐるしいアクションが楽しい。最初はなんだかじれったいくらいゆっくりやっていて「出初め式か!?」と思ったが、どんどん立ち回りがスピードアップしていく。
追い詰められていたはずの弁天小僧は押し寄せる捕方を全部屋根の上から放り投げてしまうのだけど、重大なものを無くしてしまったことを悔いて屋根上で切腹する。するとまさにハラキリ最中の弁天小僧が乗っかったまま、屋根がクイーッと舞台の仰向けに廻って倒れていき、一方舞台の下からスーッと親分の駄右衛門が居座る山門のセットが持ち上がって来たりする(「がんどう返し」と言うらしい)。こういう大仕掛けは初めて見たもので、そんなあたりも実に面白かった。
しかし、この話のオチはよく理解できん・・( ^ ^ ;)。

4月 18, 2004

観潮楼跡より

観潮楼跡(鴎外記念本郷図書館)あたりから団子坂の方。けっこう観光客がいる。
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図書館の中には鴎外記念室などがあって、鴎外の遺品なんかが飾られているのだが、やはりデス・マスクに惹きつけられたなあ。そういえばここまでの道のりの起点であった東京国立博物館は、かつて帝室博物館だった時代に鴎外を総長としていた。私はこの鴎外が導いたかのごとき不思議な巡りあわせに浅からぬ衝撃を覚えた・・(←佐野眞一ノリ)。

坂を下って根津神社の方に出る。ちょうどつつじ祭りをやっていて境内はかなり人が出ている。
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わが浅知恵をもっては及ばぬ類のことを神頼みしたあと、千駄木駅近くのドトールで「ヰタ・セクスアリス」を読了。今の眼からみると日寄ったキャラであるのはしょうがあるまい・・。それにしても前半で描写されている、「硬派」「軟派」の明治時代の寄宿舎での意味には眼を開かされた。すなわち「硬派」=男色、「軟派」=女色ということなのだが、何と現在の語とは意味が離れていることだろうか。
この春、「おれたち硬派で行こうな」と同僚や先輩に言われた新入生諸君は、尻に十分な力をこめ、菊門を引き締めながら学生生活を送るように。
(もっとも、現在的意味での「硬派」というのも今時は相当流行らないが・・・)

乱歩

谷中・三崎坂下の喫茶店「乱歩」にて。

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カウンターの向こうにある張り紙には「人前セックスOKなれど、人前キスお断り。店主」とある。ブレンドコーヒーの味は普通だが、どうやらここはココアが美味らしい。
この後、団子坂を一登りして根津神社に参ろうと思う。ああ、「鴎外の坂」を持参しておくべきであった。

国立博物館「空海と高野山」とか。

平成館で催されている展覧会「空海と高野山」を見るべく国立博物館に来た。まるで結婚式場みたいな俗悪きわまる平成館はとても撮る気になれないので本館をパチリ。
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 展覧会とは関係ないけど、いったいあの平成館というのはどういう建物なのだろう。館内に一歩入ると、安っぽい墨絵風の絵柄が描き込まれた階段の両側をエスカレーターが上下し、押し寄せた観客を上へ下へと送り出しているのだが、美の集積地へのぼる階梯とは全く思えない平凡で機械的なその光景には本当に気が滅入ってくる。「平成」という時代はこんなに俗悪な時代なのだろうか。

展覧会の目玉はやはり運慶作の八大童子立像。仏教のコトが全く分からなくても運慶の仏像の良さは万人に伝わる。日本のベルニーニと言えよう。
26歳の空海が書いた書も展示されていたが、「弘法も筆の誤り」というがそんなに字、上手いかねーなんて思ってしまった。

さんざん仏像見まくったので「もうホトケはいいや」と辟易されられたのだが、まあツボとかヨロイなら見てやってもよかろうと、ついでに本館の常設展を一巡り。つい昨日「あんた仁清も知らないの?」と母に馬鹿にされたのが悔しく(野球選手とかの名を知らないのはちっとも悔しかないが、こういうのは悔しい)、野々村仁清のツボを穴が開くほど見てやったり。かれこれ3時間は歩き回り、足が棒になる。

「オセロ」byロイヤル・シェイクスピア・カンパニー

上京してきて私の部屋に泊まっている母と、ル・テアトル銀座で上演されている「オセロ」を見る。英国ストラットフォード・アポン・エイボンを本拠地とする世界的な劇団(らしい)、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの日本公演。
「オセロ」といえばオーソン・ウェルズが監督した映画を見たりヴェルディの「オテロ」を聴いたことはあるけれども、芝居で見るのはこれが初めて。いきなりフェラーリに乗るよーなもんだと思うが、これがなかなか良かった。
嫉妬心にかられたイアーゴーの策略により変心したオセロが妻を公衆の面前で侮辱し、殴りつけるシーンには特に戦慄を覚える。そんな場に平然とイアーゴーが居合わせている、この恐ろしさ!

小心者が嫉妬の心によって策略の鬼となり、異様なエネルギーと強靭な精神を持つに至るというのは私の好きなタイプの筋で、バルザックの「従姉ベット」なんかもまさにこれだ。もちろんデズデモーナを演じている女優さんもすごく可愛く、その悲惨な運命には胸を締め付けられるし、凛としていたかと思えばぐだぐだ悩んであやしい踊りをおどるオセロも面白いのだけど、文学においては虫も殺さない善人ばかりが出てくる筋なんぞより、卑劣かつ冷酷な悪人が縦横無尽に活躍する筋の方が何倍も魅力的になるもので、それは芝居になっても変わらない。背丈のちっちゃいサー・アントニー・シャー演じるイアーゴーが、仰ぎ見るようにデカいセロー・マーク・カ・ヌクーベのオセロを舌先三寸で惑乱と復讐の境地に駆り立てる様子は実に・・こう言っちゃなんだが・・楽しめる見ものである。

英国の劇団なのでもちろん全編英語。イアホンの同時通訳は一人で何役もやっていたり舞台上とタイミングがずれたりしたけれども、劇の中身を味わうに格別の問題はなかった。ただやっぱり、役者が喋っている原語で理解するにしくはないのだろうなあ・・・。

晩飯はまた寿司清。こっちもタカリ( ^ ^ ; ) 生とり貝ウマい。

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