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4月 16, 2004

異様に活動しまくりの日

今日はあちこちに(遊びに)飛び回り、盛りだくさんの日だった。
・六本木ヒルズの森美術館で、現代美術家(っていう呼称が適切なのかよく分からんが)草間彌生の展覧会「クサマトリックス」観覧。
 いやあ、今日の記事ではとても書ききれないが、かなりエキサイティングだった。
 宇宙的な無限の連関と共鳴を感じさせる大作「蛍の群舞の中に消滅するあなた。」の空間から抜けると、いきなり「私の小説『マンハッタン自殺未遂常習犯』の主題歌を歌います」などとのたまう樹木希林みたいな顔の草間氏本人が、赤と白の水玉模様いっぱいの衣裳をまとって超ヘタクソな歌を歌う、強烈さ極まるビデオ・インスタレーション。あまりのインパクトに、ミュージアム・ショップでこの歌の歌詞が書かれたポストカードを思わず購入。(このカードがまた訳が分からない・・・というか、小説の『主題歌』っつーのは一体どういう事なのか?)
 あと、自伝も買ってしまいました。これも書いてあることがスゴい。

 私には、一つ一つの水玉をネガティヴにした網の目の一量子の集積をもって、果てしない宇宙への無限を自分の位置から予言し、量りたい願望があった。どのくらいの神秘の深さをこめて、無限は宇宙の彼方に無限であるか。

 ・・・。この人幼少のころからあらゆる物体の周囲にオーラが見えたらしいですよ。
 んで、これがそんな草間彌生の公式サイト

・築地「寿司清」でスシ食い。相変わらず満足度120%。

・東京駅地下のBOOK GARDENで集英社新書の橋本治著「上司は思いつきでものを言う」買う。いや、これが草思社から出ている本だったら平積みされてんのを見て「まーそーだよねー」で飛ばしちゃうんだけど、何しろ真の天才、橋本治の書くものであるから凡百の自己啓発本と一味違うのは目に見えている。なんで速攻買ったんだけど、さっそく第一章の冒頭で

「上司は思いつきでものを言う」のでありますが、もちろん、こんなのは話のとば口でしかありません。
なんて書き出しがなされている。この人の本を読んでいると、何か文章と自分との間で押したり引いたりする感覚があって、この感覚がすごく楽しいのだった。

・夜はお誘いを受けて、タダチケで品川プリンスホテルClub exで催された「タンゴドリームス」という公演を見る。アルゼンチン・タンゴとフラメンコの競演という催し。フラメンコは音楽にも舞踊にも何度か接したことがある一方、アルゼンチン・タンゴはピアソラ・ブームの時にクレーメルやアサド兄弟の音楽にいくつか触れたものの、舞踊の本格的な実演を見るのは初めてで、多いに楽しんだ。それにしてもタンゴは扇情的だ・・・フラメンコがパトスの舞踊だとすれば、さしずめタンゴはエロスの舞踊だ、ってな感じですな。私的にはフラメンコの方が好き。踊り手がもうちょっとキリっとした感じで、編成もギターだけでなくパルマが入っているだけで、燃え方が違ったと思う。一方、タンゴの楽しみ方も自分なりに感得できた感じがして、得るものの多い夜だった。

・ってな感じで帰ってきたら人質解放報道と、いっぽうで横山光輝の訃報・・・。いやはや、色んなことがありすぎる。

3人の人質解放

帰ってきてみると、人質として囚われていた3人が解放されたというニュースが報じられていた。
これは喜ばしいニュースだ。2人のジャーナリストが新たに囚われてしまったのは懸念すべき事態だが、少なくとも3人の無事が確認されたことは、その事実に於いて喜ばしい。
先日書いたような状況の中で、人間の心の狭さというものを確認してしまった今回の事態だったけれども、この中で最も心を動かされたのは、トラックバックを頂いたちょこれーと こーてぃんぐさんからリンクされている、江川紹子氏の記事
最後に付されている、家族の切々たる手紙が何よりも胸に突き刺さる。
情勢は複雑さを増し、私たちは情報を判断する上でますます冷静さを求められている。
しかし、冷静さと冷血を取り違えるようでありたくはないと、心に誓わずにいられない一文だ。

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4月 15, 2004

バンドマンはなぜ「是非ネ」と言うのか?

突然なんですけど、バンドの人って次回のライブ告知とかで必ず
「是非ネ」
って言うが、バンドマン以外の人はあんまり言わないっすよね。
たとえば「次回、○○って新宿にあるライブハウスでライブやるんで~、是非ネ、また来て聞いてほしいと思います、それじゃ、最後の曲デス・・・」
みたいな感じ。
あの「是非ネ」は一体誰が始めたのだろうか。
そして逆にいえば、何でも「是非ネ」という一言を付け加えれば、なんとなくバンドっぽく聞こえるだろうと思われる。

たとえばコンパの終了時。

「今日は新歓コンパお疲れ様でした~。
・・・今日はみんな遠いところ来てくれてホントにありがとう、まあ、今日はいろんなことを感じてくれたことと思いますけど、次もコンパもあるんで。また次も、是非ネ、来て、ウチらのサークルのノリをね、楽しんでほしいと思います。
オイ、場所どこだっけ?ああそうか、みんな、新宿のつぼ八ね。つぼ八。次回も来てね。
え~っと、今夜もこの後も二次会が色々あると思うんだけど、この後もみんなすっごい面白いと思うんで~、今夜は最後まで楽しんでいってください~。
じゃ最後の曲!」

かなりバンドっぽいコンパの締めじゃないでしょうか?(と思うのはオレだけか・・・)

4月 14, 2004

吉田修一「パレード」読了

最初の章をぼちぼち読み始めてしばらくたった時、blogで前に書いた一節が脳内をフラッシュ。

やはりこの人、文章のもつ呼吸が私に合うようだ。

そう、最初の1ページを読んだ時は確かにそう思っていたのだけど・・これが「ええ~~~い、前言撤回じゃァあああ~~」と思ってしまうようなダサい文章が序盤で連発され、もう文庫本を放り投げる寸前のところまでいった。語り手のせいか?
でも何となく引っ張られて読み進めるうちに、けっきょくは非常に引き込まれ、全体的にはなかなか満足させられた。

千歳烏山(関係ないけど、この街には昔妹が住んでいた)の2DKのマンションに、どういうわけか共同生活している(この経緯はのちに明らかになる)5人の男女の生活と意見を、それぞれの視点から1章ずつ描写した5つの章で成っている小説である。5つの語りの中でいくつかの事件が進行し、それらはそれぞれの章で、主客を変えて断片的に語られていく。
私的に買える点はいくつかある。

(1)筋がおもしろい。
(2)登場人物がみんな、どっかしら醒めている。
(3)醒めているくせにしかも、お互いを変な奴だと思い合っている。

醒めていてお互いに相手を変だと思っているので、これは一種の喜劇になる。われわれ読者はさっきの章で読んだキャラクターの自己認識を、あとの章で別の視点から確認し、そのズレをおもしろがる特権を与えられている。うまい仕掛けだと思う。

最終的にはこの小説、互いに人格の上っ面を滑っていくような干渉しあわないコミュニケーションのサークルがあって、その中ではある「重要なこと」が言われないままである不気味・・・とでもいうようなあたりに帰結していく。
(何となく読後感として三島由紀夫の短編でも読んだような気分になったのだが、なんでかは良く分からない)

そこここに、現実にあるブランドとかアイテムの名や、ドラマ・映画の名前などが明らかに意図的に散りばめられているのだけれども、この手の小道具の使い方がうまい村上春樹などに比べると、あちらがより商品っぽくてウケやすい(かなり直感的な感想だが)のに対し、なんとなくこの小説の方はいかにも所帯じみた感じがする。(私としては好意的な評価)
のちに書かれた小説とくらべると表現的に発展途上なのかな?と思う箇所もいくつかあったが、全体としては非常に読みやすく、筋もおもしろく、考えさせられるいい作品だと思った。

4月 13, 2004

プチサヨク的日記

ネット上の議論を見るにつけ、どんどんモヤモヤが溜まっていく。

今回の事件にともなうネット上の議論を見てつくづく思ったのは、どうやら日本人は「権威主義」やらそれに伴う「学歴社会」やらを、今後一切捨てることが不可能だろうということだ。左翼的主張をする団体に属していただとか、市民運動のネットワークにいただとか、親の主張が気にいらねえとか、あいつの親父は非国民だとか、いったいそんなことが焼き殺されるかもしれない一個人の運命に関係あんのか?と思ってしまう。

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CD禁輸反対BLOG(勝手略)へのトラバ

海外盤CD輸入禁止に反対するBLOGというのができているんですが、賛同トラックバックを受けるためのblogっつーことです。
私ゃ普通に反対なので、サクッとトラバ入れます。
と、言うかこんな法案に賛同するなど、輸入盤など買う必要も無い金持ちか、流行チェックorカラオケ練習以外の目的で音盤を買ったことのないような俗物であろう・・・とまで断言してしまうと、輸入レコ屋のない地方の人や、日本民謡しか聴かない人などを侮辱することになってしまい、そんな気はさらさらないので断言は致しません。致しませんが、前述したような観点から、この法案を推進するかどうかで政治家の文化的視野の広さ・もしくは教養のレヴェルが問われる、とは思っています。
音楽を聴く(狭義の意味で)趣味もないような野郎が文化行政に口を突っ込むべきではないのであって、おりしも議員年金の廃止が取り沙汰され将来メシのあてもないだろう、サッサと落選して転職しなさいと告げたいものである。

4月 11, 2004

パリ1900 ベル・エポックの輝き

庭園美術館の「パリ1900 ベル・エポックの輝き」最終日に駆け込み観覧。
呼び物はセザンヌ、ルノワール等なのだが、この企画展のメインは1900年万博前後にわたるパリ文化の横断的回顧だ。
アカデミー派と印象派の描いたそれぞれのパリジェンヌのイメージが同列に並べられ、サラ・ベルナールという時代のアイコンを描いたクレランの肖像画にナダールの写真、フーケやラリックがつくりあげて彼女の姿を彩ったジュエリーが一室に展示されているかと思えば、象徴派の描いた神秘主義的な世界にまた一室が設けられてアーティストの内面世界を伺わせ、他の一室に移ると、万博を巡る写真やフェリックス・ヴァロットンのかわいらしい版画が展示され、当時のブルジョワ市民文化の空気を伝えてくれる。
私が今回出会って良かったと思ったのは前述のヴァロットンの小さな版画たち、ジャン=ジョセフ・カリエスという日本陶芸に強く影響を受けた彫刻家の作品(ワビサビ・ワールドとはちょっと違う味わいの陶器なども面白い)、画商アンブロワーズ・ヴォラールを描いたセザンヌとボナールの手になる肖像画(公式HPでサムネールを見ることができる)だった。
プルーストが「失われた時を求めて」を描いたのは、こういう時代、こういう芸術的環境の中にあるパリだったのだと感じ取ることができ、また読まなきゃ・・・という気にもさせられた。(30代以前に全巻読破・・できるか?( ^ ^ ; ))

庭園美術館

庭園美術館(旧朝香宮邸)。「パリ1900 ベル・エポックの輝き」展で行ってきました。最終日のせいかモロ混みで疲れたけど得るものアリ。また図録買っちまった・・。
040411_1703.jpg

人質解放声明とか、ピアノとか。

・一夜明けると人質解放声明が出たというニュースが・・・。
TVの詳報を見ると、どうやらこれは所謂テロ・ネットワークの仕掛けたことと言うよりも、どちらかというと地元勢力による局地的な犯行のようだ。自分たちでも事の大きさにびっくりしてしまったのだろうか。

・おおむねどこの局もニュースが一区切りついたところでテレ朝を見ると「題名のない音楽会21」で「街で聞いた人気ピアノ曲ランキング」というのをやっている。
まあ「トルコ行進曲」やら「別れの曲」などに交じって、「砂の器」に出てくるピアノ協奏曲「宿命」とか、ビリー・ジョエルの「ピアノ・マン」とかが顔を出すあたりはいかにも。
思わずBEST3まで見てしまったが、3位はリストの「ラ・カンパネッラ」。
そこまでメジャーな曲かなあ?と思い、同時に、では2位、1位には何が来るのだろう?と気になった。

さて・・・

2位はビートルズの「LET IT BE」。で、1位は坂本龍一の「Energy Flow」!

・・・・つっ、つまんねぇぇえ~~~

いや、別に悪い曲だと言ってるわけではないんですが・・・CDも持ってるし・・・岡城千歳のだけど。
それにしても何か、何か別のものがしまってありそうなクッキー缶の蓋をあけたら、そこにはやっぱりしけたクッキーが入っていた時のような失望を感じます。(←無礼な表現)
じゃあお前のベストは何なんだ、と言われると結構困ったり。最近一番聞いてるのはやはりフィンジの「ピアノと弦楽のためのエクローグ」だが、史上最強というのは何だろう?ベートーヴェンの「テンペスト」とかだろうか。

・「輸入権」法案についての山形浩生氏のコラム→「ヘンじゃないか輸入権」。特別に新しいことを言っているわけではないと思うけど、さっくり斬っていて爽快です。

なぜ、撤退拒否を肯定しなければいけないのか?

新宿Flags前で「3人の解放のために自衛隊は撤退せよ」と呼びかける署名運動を見かけた。

どこからどう見ても不正義の侵略戦争(「正義による戦争など有り得ない」という根本的な戦争論はここでは措く)に日本の軍隊が荷担していることに苦々しい思いを抱いている者として、この集団の前を通ってしまえば署名をしてしまう可能性が高く、止むを得ず遠回りをして過ごしてしまったが、実に情けない思い。

白痴政権の撤退拒否を肯定せざるを得ない、今のこんな状況は実に不愉快である。
トラックバックして頂いたClala-Flalaさんの記事にリンクされているABC等のヴィデオ映像をみると、本当にキツい・・・・。

いまさら持ち出すが、「非戦闘地域」とは、一体なんという楽天的な言葉だったのだろう。
スペインでの例を参照して考えても、既に日本の世論自体が、戦地と化し、前線と化しているのではないだろうか。
このような高度に政治的な状況下で、私たちには一体どんな決断と選択が可能なのだろうか?
何等決断も選択も成し得ないのだとすれば、民主政治という言葉には一体どんな意味があるのか?

恐らくずっと前から、私たちは既に戦争を行っていたのだ。
自覚が追いついた時には、いつも遅すぎる。

今日買ったブツ

<漫画>
二ノ宮知子「のだめカンタービレ」6~8巻
たかの宗美「主任がゆく!」1巻

#のだめもついに最新刊まで読み通してしまった・・・。目下、新刊が待ち遠しい数少ない漫画。

<音楽>
モーツァルト:クラリネット協奏曲・オーボエ協奏曲他 ゴールウェイ、コッホ他/カラヤン指揮/ベルリン・フィル
R・シュトラウス:交響詩「イタリアにて」「マクベス」 ジンマン指揮/チューリッヒ・トーンハレ管
ジョスカン・デ・プレ:"Missa Hercules Dux Ferrariae"他 ヒリアード・アンサンブル

mickブログ

(「のだめカンタービレ」は)tanakaさんみたいにホントにクラシックが好きな人は、
もっと楽しめているのだろうなーと羨ましい。
なんてコメントを頂いておりながら、7巻でモーツァルトのオーボエ協奏曲が鳴り始めた時
「あれ・・・・どんな曲だっけ?」状態だったのが途方もなくクヤシく、タワーで大物色。上記のEMIフランス盤はクラリネット・オーボエ・ファゴット・フルート&ハープ・フルートの各協奏曲が2枚組にまとまって1,000円程度という超買い得盤・・・で思ったが、クラシックみたいに名演が様々なカップリングで各国から出ているような場合、前述のハナクソ的法案ではどういう見解を示すのだろうか?うち一演奏がひとつでも国内盤に収められている場合輸入禁止なのだろうか。謎。
「イタリアより」は以前コメントでiioさんがプッシュしてくれた一枚。(感謝!!)
ジョスカン・デ・プレは大好き。何歌ってんのかよく分からなくても完膚なきまでに癒される。

<本>
吉田修一「パレード」幻冬舎文庫
#「東京湾景」も良かった吉田修一の文庫新刊。なにやらめっちゃくちゃ平積みされてます。冒頭ちょろっと立ち読みして購入。やはりこの人、文章のもつ呼吸が私に合うようだ。

あと、前から見たかったキム・ギドク監督の韓国映画「悪い男」を見ました。
感想については「東京シネマホルモン倶楽部」blogにて。

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