異様に活動しまくりの日
今日はあちこちに(遊びに)飛び回り、盛りだくさんの日だった。
・六本木ヒルズの森美術館で、現代美術家(っていう呼称が適切なのかよく分からんが)草間彌生の展覧会「クサマトリックス」観覧。
いやあ、今日の記事ではとても書ききれないが、かなりエキサイティングだった。
宇宙的な無限の連関と共鳴を感じさせる大作「蛍の群舞の中に消滅するあなた。」の空間から抜けると、いきなり「私の小説『マンハッタン自殺未遂常習犯』の主題歌を歌います」などとのたまう樹木希林みたいな顔の草間氏本人が、赤と白の水玉模様いっぱいの衣裳をまとって超ヘタクソな歌を歌う、強烈さ極まるビデオ・インスタレーション。あまりのインパクトに、ミュージアム・ショップでこの歌の歌詞が書かれたポストカードを思わず購入。(このカードがまた訳が分からない・・・というか、小説の『主題歌』っつーのは一体どういう事なのか?)
あと、自伝も買ってしまいました。これも書いてあることがスゴい。
私には、一つ一つの水玉をネガティヴにした網の目の一量子の集積をもって、果てしない宇宙への無限を自分の位置から予言し、量りたい願望があった。どのくらいの神秘の深さをこめて、無限は宇宙の彼方に無限であるか。
・・・。この人幼少のころからあらゆる物体の周囲にオーラが見えたらしいですよ。
んで、これがそんな草間彌生の公式サイト。
・築地「寿司清」でスシ食い。相変わらず満足度120%。
・東京駅地下のBOOK GARDENで集英社新書の橋本治著「上司は思いつきでものを言う」買う。いや、これが草思社から出ている本だったら平積みされてんのを見て「まーそーだよねー」で飛ばしちゃうんだけど、何しろ真の天才、橋本治の書くものであるから凡百の自己啓発本と一味違うのは目に見えている。なんで速攻買ったんだけど、さっそく第一章の冒頭で
「上司は思いつきでものを言う」のでありますが、もちろん、こんなのは話のとば口でしかありません。なんて書き出しがなされている。この人の本を読んでいると、何か文章と自分との間で押したり引いたりする感覚があって、この感覚がすごく楽しいのだった。
・夜はお誘いを受けて、タダチケで品川プリンスホテルClub exで催された「タンゴドリームス」という公演を見る。アルゼンチン・タンゴとフラメンコの競演という催し。フラメンコは音楽にも舞踊にも何度か接したことがある一方、アルゼンチン・タンゴはピアソラ・ブームの時にクレーメルやアサド兄弟の音楽にいくつか触れたものの、舞踊の本格的な実演を見るのは初めてで、多いに楽しんだ。それにしてもタンゴは扇情的だ・・・フラメンコがパトスの舞踊だとすれば、さしずめタンゴはエロスの舞踊だ、ってな感じですな。私的にはフラメンコの方が好き。踊り手がもうちょっとキリっとした感じで、編成もギターだけでなくパルマが入っているだけで、燃え方が違ったと思う。一方、タンゴの楽しみ方も自分なりに感得できた感じがして、得るものの多い夜だった。
・ってな感じで帰ってきたら人質解放報道と、いっぽうで横山光輝の訃報・・・。いやはや、色んなことがありすぎる。
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