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2月 07, 2004

英米圏だめんずな私がOrkut登録で思ったコト

米国Googleの社員がつくったという「友人ネットワークづくりサイト」とでもいうべきか・・なOrkutからのインビテーションが来た。
英文のメールなど、スパムでなければamazonからしか貰ったことがないのでかなりビビりつつも、なにやら面白そうなので首を突っ込んでみることに。
Orkutがどんなモノなのかというのは、以下のリンクなど見ていただければ。

Orkut?ソーシャルネットワーク?” from dh's memoranda
Googleから出会い系サイト?” from dsb::digi-squad*blog
健全(?)なる出会い系 Orkut” from drift diary

 実際に登録してみると、これは口コミベースにおける「面白い人がいるよ」って教えあいをインターネット上で再現する仕組みであり、「メル友ボシウ中です~」ってな感じに不特定多数の方へわたしを見て!アクセスして!と発信する現存の「出会い系」サイトのノリとは違うように思われる。
 なので、プロフを登録するのにも人種とか宗教とか政治姿勢とか、かなり細かいところまで突っ込んで設定することができる。
 今のところ、Orkutユーザに既になっている人から「この人を自分の友人ネットワークに加えたい」という意図含みのインビテーションE-mailを受信した人だけが、登録できる仕組みになっているようだ。
 もちろん拒否URLもメールに記載されているので、「んな怪しげなモン、わしゃお断りじゃ」って人は拒否できるしくみのようだ。
 
 ようだようだって書いてるのは、正直言って私は英語などできないからである。自慢ではないが英検だって一度も受けたことがない。綿矢りさを読まないのと同じで、周りみんなが判で押したようにソレをやってる状況では、自分もやるのは気持ち悪いという感覚があるからだ(まあ、そんなん中学校時代の話だけど)。
 受験のときには多少は読んだし、ラングで卒論書いた時も無理くりLotte Eisnerの"Fritz Lang"とか読んだのでなんとなく書いてある文章は推察できなくもないが、英作文はかなり赤みがかった点数だし、会話能力もない。
 そんなんがフル英語のネットワークサービスに登録しようてぇんだから、まったく興味本位な猪突猛進というほかないだろう。

 しかし@nifty辞書にお世話になりつつプロフをつくっていく過程は、かなり面白かった。
 とくに面白いなと思ったのが、アイデンティティを示すために選択する様々な項目だ。

 たとえば"ethnicity"。「人種」という項目はおそらく日本のコミュニティサービスにはあり得ない。(でも実際にはいっぱいいるはずで、在日の方々から就学ビザで渡航してくる大陸の方、モンゴル人力士まで可能性は様々のはずだ)しかしアメリカでは重要なパーソナリティのひとつで、African-americanにnative american、middle easternからmulti-ethnicと多彩である。
 "religion"。日本のYahooやniftyじゃ「あなたの宗教」なんてことは聞かない。聞かれたらどうする。「真宗大谷派」とか実家が檀家になってる寺の宗派でも答えればいいと言うのか。といって"atheist"無神論者と自称するにしては、初詣に盆参り、結婚式は信じてもいないキリスト教の教会で「神の前で誓います」とか結構な茶番をやってるし、いい加減極まりない現状がある。"no policy"とでも言えばいいのかもしれないが、ンな項目はありません。("Spiritual but not religeous"って項目はあるけど、これって霊感はあるけど別に神の存在は信じません、ってノリの人のようにも思える)

 そういえば谷中に行ったときに徳川慶喜の墓を見たが、井戸のフタに丸石が積んである仕立ての、なんか「リング」を思わせる異様なモノで、こりゃ一体なんだろうと思っていたら件の近所在住お年寄りが「あれは神式なんですよ」と教えてくれた。
 寛永寺につづく仏式墓地満載の谷中墓地の大物、慶喜の墓標は神式。いかにも日本的な神仏習合ノリを体現しているようだ。まあ家康にしてからが「神」になってるくらいだしなァ。(もっとも谷中墓地のはじっこには、神田ニコライ堂のニコライさんが眠る正教のお墓もあり、ロシア十字架が立っている)

 閑話休題。

 つぎの項目は政治思想で、"political view"。選べる選択肢を順番に述べると"right-conservative","very right-conservative","centrist","left-liberal","very left-liberal","libertarian","very libertarian","authoritarian","very
authoritarian","depends"てな感じ。
 こうしてみるとリバタリアニズムなるものは米国では「右」「左」的分類に大項目として加えるべき、きちんとした政治志向の一環なわけだ。
 私のえーかげんな理解では「リバータリアン=いっさいの国家的な規制や政策をきらう、過激な経済自由主義者」てな感じだが、保守/リベラリズム/リバタリアニズムといった感じでとらえておくのが米国の政治を考えるうえで有効ということだろうか。あとの"authoritarian"はよくわからんが、辞書をひくと「権威主義」か「独裁主義」ってことになる。"very authoritarian"ってのは、してみるとイラクのバース党みたいな連中なのだろうか?国家社会主義者とかもこれに含まれるのか、どうか今度しらべてみたい。
 日本人の大半は"centrist"穏健・中道派というところだろう。どうでもいいよって人たちが"depends"なのであればここにカテゴライズされる人も多数いるはずだ。
 "sense of humor"って項目、これはつまりギャグセンスか?選択肢は"campy/cheesy","goofy/slapstick","dry/sarcastic","obscure"...ってわっかんねーよ!チェック入れて米国人からこの志向にあったジョークメッセージが飛んできてもうろたえるだけなので、ノーチェックですこの項目は。
 "oyaji-gag"って項目があったら間違いなくチェック入れるんだけどなあ(おやじギャグ聞くのが何より楽しい20代)。
 
 あとまあ色々ありますが、興味のある方は既に登録している人からインビテーションを受け取って登録してみてください。(そんな労までとらねーか)
 私が最も苦労したのは"describe yourself"の欄。こんなに気負って英作文したのは受験のころ以来だ。
 たぶん文法的に間違ってます。

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