「歌舞伎十八番の内・外郎売」 at 衛星劇場
朝飯など作りつつ、衛星劇場で「歌舞伎十八番の内・外郎売」見る。親の仇を討つべく、敵の工藤祐経に薬売りに化けて近づく曾我五郎、この薬が「初郎(ういろう)」というのだが、ここでいう外郎は一種の口中清涼剤で名古屋名物の菓子とは違うものらしい。一粒飲めば弁舌さわやかになるというので「じゃあオマエが飲んでみろ」と祐経らに言われた曾我五郎は薬を飲んで、どえらく長い早口ことばを述べ立てる。
この早口ことば、NHKの新人アナウンサーは必ずこれを練習させられるというが、かなりぶっ飛んだモノで聞いているだけでも面白い。全文が「歌舞伎のおはなし」に掲載されている。→これ
アナウンサーは大変だなあと思いつつ、こういうのを教程に取り入れてずっとやらせるNHKはエラいなぁと思わされる実に面白い早口ことばだ。
小山觀翁氏の解説によればこの芝居は「外郎」を実際に売っている薬屋の営業とタイアップした芝居だったそうである。歌舞伎が当たれば薬が売れる、広告キャンペーン歌舞伎というわけだ。
この薬である外郎は現在も販売されているようで、小山氏が番組の中で現在売っている外郎の箱を開封してみせた。画面で見る限りでは何か仁丹みたいな感じ。仁丹も口中清涼剤だろうから起源は似たようなところにあるのだろう。名古屋名物の外郎の方は「外郎餅」と言うのが正しいみたい。
今回放送された「外郎売」でこの早口を述べていたのは市川新之助。めっちゃくちゃ流麗。スゴい。成田屋のホームページはこちら。
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