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July 06, 2004

ブラザーフッド(★★★☆)

すっかりk-tanaka個人映画鑑賞日記と化しているこのblog。くじけず書き続けます。

歌舞伎町のアカデミー劇場でカン・ジェギュ監督「ブラザーフッド」を見る。
「イヴのすべて」などで日本でも人気を博しつつあるチャン・ドンゴンと、彼に並んで四天王といわれるウォンビンが、巻き込まれて仕方なく朝鮮戦争に従軍する韓国人兄弟に扮し、引き裂かれていく兄弟愛のはかなさを大上段の「泣かせ」で描く。
「シュリ」をアテたカン・ジェギュ監督は、十分なリサーチをもってこのテーマに挑んだそうで、戦争という極限状況が効果的に「泣かせ」に使われており、監督の思惑通りにとにかく泣かされてしまった。
と、いうのなら涙とともにこの映画の印象は流れ去ってしまったかもしれないのだが、この映画で忘れられないのは、朝鮮戦争の戦火の中で起きた、信じがたいほど理不尽な事態の数々だ。

チャン・ドンゴンとウォンビンは年老いた母親と妻を連れ、38度線を超えて攻め込んでくる北朝鮮軍から逃れるためにソウルからテグまで落ちのびるが、テグの駅前で憲兵につかまり、召集令状の一枚もなく徴兵されて最前線へ送り込まれてしまう。抵抗むなしく列車に押し込まれ、憲兵に袋叩きにされながら母と生き別れていく兄弟。
攻勢に転じた韓国軍から逃れる北朝鮮軍は、行きがけの駄賃に通った村の村民を虐殺し、韓国軍はその報復として北側の捕虜を虐殺。しかしその中には実は北側によって強制徴兵された南の一般人も含まれていたり・・。
ソウルでは、北側の占領時に民衆が赤化している事を恐怖した政府と民兵の手によって、赤化民衆狩りが行われ、たいした根拠もなく人々が竹槍で突かれ、穴に投げ込まれていく。

こんな理不尽な悲劇があっていいのか?とパンフレットを買って読んでみると、いずれも史実に基づいているというのだ。
つくづく愕然とする。同じ民族が殺しあう業の深さとは、ここまでのものか・・・と、フィクションから導かれた事実の重さに頭を垂れさせられる映画であった。

戦争なかば、「ワーッ」とか言いながら怒涛のように押し寄せてくる中国人民解放軍を描く唐突なカットがあるのだが、さすがにここは「ナンパオの力」を想起して爆笑してしまった。
まー「人海戦術」ってくらいだからホントにこんなだったのかも知れませんが。チャルメラとか鳴らしてくれるともっと笑ってたかも。

by k-tanaka

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July 03, 2004

トロイ(★★★)

ギリシア式の短槍格闘シーンは面白いんですが・・。
それなりのシナリオにそれなりに収まっちゃってる感じが、もどかしい映画。
キャラクターも、とりあえずコイツらに感情移入するのは難しいな、ってくらい身勝手きわまる。ユニークといえばユニークかもしれない。

by k-tanaka

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