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March 31, 2004

イノセンス(★★★)

とにかく映像を見るだけでも一見の価値はある。
スター・ウォーズ新シリーズを完全に超越しているイメージの奔流、これはスゴイ。(しかしながらどこまでも「ブレードランナー」の延長線上のすごさなのかな、と思われる点は微妙に思うところですが)

「だけど・・・何だかなァ」と思うのは、ここまでお金をかけ、プロジェクトとしてもでかいのに、中身は押井守の個人映画である事だ。そりゃ本当の押井守個人映画だったら「立ち食い師」とかが出てくるんだろうから押井としても妥協はしているのかも知れないが、少なくともこれだけの規模で大々的に公開される映画としては難なしとはしない。
いつも伊藤和典が脚本を書いているのに、今回は押井自身が書いているというのもその一因ではあろうけれども。。
すくなくとも、一般ピープルは感心しないでしょう。

そんなわけで今回最も燃えたのは例によって音楽だ。川井憲次はキャッチーなメロディを織り交ぜながらも、彼の本領ともいうべき打楽器へのコダワリがきちんと出ていて、普通にも聴けるし面白がって聴けるようにもできている。これは、まだ微妙に楽器(ワルシャワ・フィル)をモノにしているかどうか疑問だった前作「Avalon」に比べても、一つの川井憲次的面白さが前面に出ているように思える。

押井/川井コンビ作のサントラで最も楽しみなのは実は川井憲次の書くライナーのおもしろさ。脱力系ライターとしても大好きな川井さんの書くライナー、今回も大いに笑わせてもらいました。
by k-tanaka

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March 30, 2004

アイデン&ティティ(★★★)

中央線風味満点。
大学映研自主映画風味満点。
でも一方で、シネセゾンみたいなミニシアターと一般劇場の間くらいの小屋で違和感なく映されるための要件は問題なくそろえた、心憎いデキの青春映画です。

私的には、確かにアツい映画なんだけど、アツさと上手さのバランスが良すぎて、もう少し過剰なところがあってもいいような気もする。
もっともっと暴れて放熱してもよかった。
放熱の後の虚脱まで見たかった。
それがファンタジーの世界に解脱していってしまっているがために、全体が一種のおとぎ話になっていて、
青春映画に切実さや、やるせなさや、粒の粗い何か(へんな表現ですが)を求めてしまう私のような人間には、いまひとつ入り込めないものがあり、惜しかった。

なんか「物足りないゼ!」という感想を書いているんですが、この物足りない部分を埋めて星3つをつけている根拠は私的にはただ一つ麻生久美子の存在です。
もう全肯定っす。「この女子大生ムリあんだろ!!」って思う部分まで含めて良し!

by k-tanaka

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March 21, 2004

開設

というわけで、映画サークル「東京シネマホルモン倶楽部」のBlogを開設しました。
このblogでは「東京シネマホルモン倶楽部」構成員による映画レビューを今後逐次掲載予定。

>構成員のみなさん
みんなで見たものはクロスレビュー、個人的に劇場とかビデオとかで見たものは感想ってことでカテゴリ分けること。
よろしく!

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